***何故か、宮沢賢治の詩がふっと頭をかすめた。
「雨にも負けず 風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ丈夫な体を持ち
欲はなく 決して瞋(いか)らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米4合と 味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを自分を勘定に入れずに
よく見 聞きし 分かり そして忘れず
野原の松の 林の蔭の 小さな茅葺きの小屋にいて
東に病気の子供あれば 行って看病してやり
西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば 行って怖がらなくてもいいと言い
北に喧嘩や訴訟があれば つまらないから止めろと言い
日照りのときは涙を流し 寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにデクノボーと呼ばれ
ほめられもせず 苦にもされず
そういうものに 私はなりたい 」
***私はまだ修行が足りず、彼の詩をただただすごい人だと感心するばかりで足元にも及ばない
ことを恥じる。
現代とは時代背景がちがうが、「一日に玄米4合と 味噌と少しの野菜を食べ」というフレーズ。
飽食時代の現今において、成人病を引き起こす生活習慣病がまかり通っている。
最近見直されている玄米、野菜中心の食生活…昔の人はこうだった。だから「健康で長生き」が
当たり前だったのだ。
最近のわが家はベジタリアン(菜食主義者)になりつつある。このままいけば間違いなく健康で
長生きできるはずだが???
***雨はすべての物を洗い流す。雨降って地固まるーー誰かの言葉“雨は晴れるための準備だ”
ってさ。(笑) 今日は家でじっくり家事でもしようかな。