
塩田平
7月4日
前回診察から、疑問だらけで迎えた 気管支内視鏡検査
先週、がん相談センターのNさんが、何度も主治医に掛け合って聞き出したことで驚いたのは
主治医が大学病院の先生に私の症例を相談したということ。
そこで「分子標的薬の前に抗がん剤を挟むのがいいかも」というような話になったらしい。
患者がセカンドオピニオンを依頼するのはよく知った話だけど、医者も他所に聞きに行くの?
と、まあ、そこは時にある話らしいんだけど(主治医に不信感持ちつつあったので、逆にちょっと安心した)←
それと、そこからなんとなく、前から主治医が言っていた「県の研究」ってのが繋がって見えてきた。
けど、それならそれと言ってほしかったよ。というか、そこんとこもっとはっきり説明してほしい。
これで、私の疑問点も少しはっきりして 「よしっ!聞くぞ!!」の勢いで病院へ向かったのであった。いざいざ。
説明は検査後と聞いていたけど「検査の後は具合が悪いって言ってますよ!」とNさんが強く伝えてくれたおかげか、検査前に夫と呼ばれて主治医の説明。(検査自体が疑問なんだから、検査前じゃなきゃおかしいよね)
久しぶりに夫に話すので、まず夫のほうを見つつ、今までの治療経緯を話す主治医。
夫の横で高速でうなづきながら「その治療ヒストリーはどうでもいいから、これからのことを話せ」と思ってる妻。
で、やっとこれからのことを・・・
「あの、大学病院の研究でですね、この3次治療に入る前に遺伝子検査するわけなんですが・・・
もし違う遺伝子がわかれば、それに治験で・・・・」
でた! 大学の研究!
ここのとこの説明すごくわかりづらいので要約してしまいますが。(主治医も説明がヘタでw)
私の病院は国立のがん拠点病院(の、さらにワンランク下w)になっており、県内のがん治療病院からのデータは大学病院に集まって、さらに国立がんセンターへいきます。そしてがん情報は国立がんセンターから逆の流れでフィードバックされるというシステム。(これは、自分で調べた)
県内の情報は一旦大学病院に集まるので、どうも、そこで大学独自の研究(治験)というのがあるらしい。(主治医の説明から)
じゃあさ?
この気管支鏡検査って、私のためというより、大学の研究のため?
遺伝子変異はっきり出ているのに、やる意味ある?
という疑問が出ますわよね。
で、そこまではっきり言わないが、そういう感じで聞いてみたら
「やらない選択もあります」的な?おへんじで
おいおい。 おいおい。 おいおいおいおい。
「次の治療(ジオトリフ)決まっているのに、遺伝子検査やるのはなぜか?と思ってたんです。
でも、もしそこで違う遺伝子変異が見つかれば、大学の治験に参加できるってことですか?今(検査)やらなくてもいいとしても、いずれまたやるんだとしたら今日やります。ちなみにこれはFoundationOneですか?」
と、前と同じ質問したら
「あ、はい。そうです」とのこと。
それから、私にとって重要な質問
「患者会で聞いた話などで聞いていいのかどうかなんですが、経験者の話で免疫療法の後の分子標的薬で副作用が酷かったと聞きました。
その人は間隔が1か月。別の人は国立がんセンターでEGFRTKIの場合、薬剤性肺炎のリスクが高い。推奨3か月開けるのが望ましいと説明されたそうです。
どんな治療にもリスクがあるのはわかっていますが、避けられるリスクがあるなら、私は避けたい。
(治療は)気管支鏡検査の結果がでてからでもいいのではないですか?それとも、進行が速いですか?」
こういう質問て医者にとってどうだろうな?と思ったりする。
昔人間なので、かつての医者のイメージしかなくて、わかりもしないのによけいなこというな!ってかんじで一蹴されるんじゃないか?とか思っちゃうし、実際それで機嫌悪くする医者の話も聞いてきた。
ま、最近はそんな居丈高な医者もいないと思うけど、それでも言葉選んじゃうよなー(これでも)
主治医は顔色は変えなかった。
きちんと、こちらを見て、ひとつひとつにうなづきながら聞いてくれた。
まじめだよなー。 取り柄としてはこのまじめさかなぁ(爆)
結局、そこのリスクも考えたうえで大学病院からは「抗がん剤を挟むこと」を提示されたらしい。
そしてMRIの解析の結果では、やはり脳転移しているらしい。
なので分子標的薬を急いだのかもしれない。
ま、それに関しては私は別病院でガンマナイフをお願いしたいということは伝えた。(それにはまだ小さいらしいけど)
分子標的薬がうまいこと効いてくれれば、それが一番望ましいけどね。
で、結局12日からの入院予定は変えず、とりあえず?の抗がん剤をやることに決めた。
4クール。 ここまで決めたらなんだかほっとして、ちゃんとした薬剤名覚えてない(そういうとこが間抜け。メモしてこい!!)
髪の毛抜ける?なんてことはちゃんと聞くww (抜けるらしい)
ま、暑いし、ここはばっさりいきますか。
検査は、前回は検査技師の方?が喉の麻酔とか掛けてくれたと思ったけど、今回はそれも主治医がやってくれた。
で、あれだけ「検査あとが具合悪い」と伝えたせいか、点滴麻酔も入っていざ検査始まる~というときに
「眠くなりますね~」と主治医の声がして、眠くなるのかー、あー鼻痛い~と思ったら
もう終わってたwww
一時間ほど寝かせてもらって帰宅。
夫に、どうだった?(話の内容)と聞いたら
「聞いたことない言葉ばっかりで、なんだかわかんなかった」って。
こんなもんだ。