中さん

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ
kumagaya001nakanaka002

日記(6.16)コラム「和菓子の日」

2018-06-16 09:42:11 | 日常
6月16日  (土曜日)   曇り 梅雨独特の空模様
コラムにあった!
 「まんじゅう食いねぇ、あと二十食ったら三百文あげよう」。
  十返舎一九の東海道中膝栗毛で、
  お調子者の弥次さんが金比羅参り風の男にかけを持ちかけるのが追分の宿だ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
  金比羅参りの男はもう腹いっぱいの表情を浮かべながら一つ、
  また一つとまんじゅうを口に運び、とうとう全部腹におさめてしまう。
  後には引けない弥次さんが、もう二十食べれば三百文追加と持ちかけたところ
  今度は何の苦もなく食べきってけろりとしている。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
  きょうは「和菓子の日」
  全国和菓子協会のホームページによると
  西暦848年の夏、仁明(にんみょう)天皇が御神託に基づいて、
  6月16日に16の数にちなんだ菓子を神前に供えて
  健康招福を祈誓し、承和(じょうわ)を嘉祥(かしょう)へ改元した
古例に由来するという。
~~~~~~~~~~~~
 甘い菓子が苦くなる京都の訴訟ざたである。
「八つ橋」の老舗が、のれんや商品説明書などに
「創業元禄二年」と事実と異なる記載をしたとして
別の老舗に、不正競争防止法に基づいて記載の差し止めと
600万円の損害賠償を求める訴えを京都地裁に起こした。
================
 まんじゅうの数が増えるほど簡単に胃袋へおさまったのも道理だ。
 男の正体は名うての手品師で、食べたはずのまんじゅうは
 全部着物のそでの中へ収まる仕掛けだった。

 追分で被害続出の常習犯だったという弥次喜多道中のオチである。
 だまされても弥次さんは伊勢参りと金比羅参り
 どっちも神頼みの仲間だからと水に流す。
 訴訟には根深い背景があるのだろうか。
 生八つ橋は三角だが、まんじゅうのように丸く収めてほしい。
 修学旅行以来の「八つ橋」ファンの願いだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
メモ)
十返舎一九


もともとは武士だった!?
十返舎一九は静岡に生まれ、
青年期から江戸に出て武家奉公をしていた。
その後は大坂の町奉行に仕えていたんだけど、
その後しばらくして浪人に。
そのころから芸術分野へ進みたかったのかね。
浄瑠璃作者になって作品をいくつか残した。
十返舎一九も式亭三馬同じく多才な人で、
文才と絵心を持ち合わせていただけでなく
歌舞伎や落語、さらには川柳に至るまで
芸術分野ならだいたい詳しかったという。
肉筆浮世絵なんかも残している。
そんな中、1802年に初出版した『東海道中膝栗毛』という作品(滑稽本)が
空前の大ヒット。この作品で一気に流行作家の仲間入りをする。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日記(6.15)コラム「ジュン... | トップ | 日記(6.16)コラム「仮想通... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日常」カテゴリの最新記事