中さん

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日記(2.5)

2021-02-05 12:00:45 | 日常
2月5日(金曜日)晴れ
午前中、そろそろ自治会総会準備資料のため
何も活動はできなかった1年であったが”事業報告”の作成をザラ書きして
庶務の方と簡単打合せを行う。
春一番が昨日吹いたとニュースが伝える。
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あらゆる会合が自粛で会場も使えず、集まりもなんだか気が引けて
さあ、集まろうという訳にもいかず、歯がゆい!思いでいる。
時間はあるが、寒くて家庭菜園の畑準備も短時間で終える。
コロナの感染者数も減ってきた感じはするが・・・NHKのWEBニュース

タブレットの画面を撮影
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昔、会社の講師の先生が”人間その心と原点”の資料の間隙に
狂歌や道教の句はめ込んでいたので、書き留めておいた。
”なるほど”と思わせるものに感心した覚えがある。
今はネットで引けばすぐに沢山の狂歌は出てくる。
幾つか書き出した。 歴史の勉強にもなる。
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泰平の 眠りをさます 上喜撰(蒸気船)
 たった四はい(四隻)で 夜も眠れず

 中学や高校の日本史の授業でこの歌を目にした覚えが。
 これは1853年の米軍人ペリーが浦賀に4隻の軍艦(蒸気船)を率いて
 開国を要求した時のことを、
 宇治の高級茶・上喜撰を4杯飲んで眠れないことに掛けた時事狂歌
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元禄文化の中心地は上方でしたが、
その後江戸を中心として発展した庶民の文化を化政文化と呼びます。
その時に大流行したものの一つであるのが天明年間の狂歌です。
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狂歌とは
天明狂歌を形容するのに挙げられるのは、
歯切れのよさ、洒落(しゃらく/さっぱりとしていること)
奔放といった「粋」の美意識。
江戸が日本の中心都市となっていくにつれて、
この「粋」こそ江戸文化の核となった独特のテイストです。
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上記のように狂歌とは、短歌の一種ですが、
社会風刺や滑稽な内容を盛り込んだ五・七・五・七・七の音で構成されています。
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世の中に 蚊ほどうるさき ものはなし
ぶんぶといふて 夜もねられず
(大田蜀山人)

これは松平定信によって実施された「質素倹約・文武奨励」を含む寛政の改革を皮肉り、
うんざりした人々の気持ちを正直にあらわした歌です。
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誰にでも分かりやすい内容でありながら、
そこに皮肉とおかしみが凝縮されています。
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ジャンル別 笑える狂歌
では歌の種類で分けていくつかの狂歌を見てみましょう。
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1. 道歌
欲深き 人の心と 降る雪は
 積もるにつけて 道を忘るる
(高橋泥舟)


世の中を 恥じぬ人こそ 恥となり
 恥ずる人には 恥ぞ少なき

人の道を詠う道歌に「なるほど」と納得していただけるのではないでしょうか?

2. 時事的内容の歌
上からは 明治だなどと いふけれど
治明(おさまるめい)と 下からは読む

 政府からの高圧的な変革が行われた明治には、
不自由になった庶民の不満がくすぶっていました。
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白河の 清きに魚も すみかねて
もとのにごりし 田沼恋しき

有名な作品。
松平定信による寛政の改革があまりにも厳しく、
清廉潔白な改革よりも、賄賂が飛び交ったといわれる田沼意次時代の
世の中のほうが良かった、という歌です。
お上の気持ちも考えも知らず、庶民は身勝手なことを言うものですから
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ただおもしろい歌

世の中は 色と酒とが 敵(かたき)なり どうぞ敵に めぐりあいたい 
(大田蜀山人)プライドもなく、なりふり構わないところが情けなくて、可愛いですね。

名月を とってくれろと 泣く子かな それにつけても 金の欲しさよ
風雅な名歌の下の句をことごとく「それにつけても 金の欲しさよ」に替えて、
趣きをこっぱみじんにしてしまうこの破壊力。
この流行した言葉遊びは「金欲し付合」と呼ばれます。
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最後に化政文化における狂歌の中心となった、
幕府官僚兼狂歌師だった四方赤良(よものあから/またの名を大田蜀山人)
の辞世の歌で締めましょう。

今までは 人のことだと 思ふたに
俺が死ぬとは こいつはたまらん


自分の死までも笑い飛ばす、これが江戸っ子の美学なのかもしれません。
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講師の先生も、これは絶対外さなかったなあ~!
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