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日記(12.28)コラム「プロビデンスの目」

2018-12-28 10:34:16 | 日常
12月28日   (金曜日)  晴れ

 米1ドル札の表はG・ワシントン初代大統領の肖像、
 裏は右側にハクトウワシの国章が描かれている。

 裏の左側はピラミッドの頂上に輝く目の図案があるが、

 これは円盤状の国璽(こくじ)(国の印章)の裏面の図柄という。

「プロビデンスの目」と呼ばれるこの絵は、
 神の目と三位一体とを象徴するキリスト教の図像という。

 一見、異様なため都市伝説の格好の材料とされるが、
 図案下部のラテン語は時代の新しい秩序、上のは神の支持を表す言葉である。

この世のあらゆるもの、そう、人の心の中まで見抜く全能の目が作る新秩序--
 紙幣に記されたこんな言葉に今何を思い浮かべるか。

 人々の考えも、好みも、交友も、みなデータに蓄積する。
 四つの米巨大IT企業、GAFAであろう。

グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンの頭文字のGAFAだが、
 これら巨大IT企業の規制にむけた日本政府の動きが始まった。
 個人情報の蓄積とともに、その力を背景にした
 不当な市場支配が懸念されているからである。

▲政府はデータの独占を防いで公正な競争環境を保つルール作りをめざすが、
 規制強化によって技術革新が阻まれる事態は避けたい。
 こと利用者には個人情報の扱いで欧州並みの厳しい
 ルールがもうけられるのかどうかが関心事だろう。

▲気がつけば隣の中国でもアリババ、テンセントなど
 巨大IT企業がいくつも成長し、
 日本市場をうかがう。
 あっちからもこっちからも、にらみを利かす
 「全能の目」に射すくめられる今日の日本人である。

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