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2008 日本クーラカンリ登山隊

10月1日に起きた雪崩により、今回の登山計画は中止しております。

3年目の10月1日

2011-10-01 22:24:39 | インポート

今日10月1日は、クーラカンリ登山隊の事故から丸3年目の日です。

3年という月日が流れても、まだクーラカンリの山にいて、3年前の10月1日にいる錯覚さえ覚えます。

今年8月、三戸呂隊員が、中国崑崙山脈の未踏峰に初登頂を果たしました。

クーラカンリの事故を経て、山をやめてしまうのでなく、この事故を貴重な教訓としてさらに前に進む隊員がいます。

隊員一同、彼らの魂を今後も忘れることなく、それぞれの道を前に進んで行こうと思います。

写真は、2008年10月1日、上に向かう加藤慶信登攀隊長と有村哲史隊員、撮影は中村進隊員。

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梶田隊員 命日

2011-07-20 22:17:48 | インポート

今日は、梶田隊員が奥秩父の椹谷で亡くなって3年目です。

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いつも、梶田さんは実は生きているのではと勘違いするほど、いまだに私たちの中に圧倒的な存在感で梶田さんのエネルギーが息づいている感じがします。

クーラカンリについて、最近は聖山の意味を考えています。

地元にとって信仰の対象とする山に、外国人が入り込んで、頂上に立つことは、彼らにとって何の意味があるだろうか。

現金収入と信仰心と、ザリ村の住民たちが、本当に快く迎えてくれるならば、再挑戦もありかと思います。しかし、彼らがそれを良しとしないならば、誰もあの山に触れるべきではないであろうと思う気持ちもあります。

いずれにしても、ザリ村には訪れたいと考えています。


事故から2年が過ぎて

2010-12-31 22:53:30 | インポート

2008年10月1日に発生した雪崩事故から2年の今年も、もうすぐ終わります。

今年は、登山隊長の高橋がラサを再訪し、連絡官のノルブ氏に改めてお礼を言うことができました。

また、上海の森本志天氏には、高橋のラサ行きにおいて言葉に尽くせないほどのご協力をいただきました。

今年も多くの方に励まされて過ごすことができました。

本当に、ありがとうございました。

各隊員は現在、事故を大きな教訓として、再び山に向き合っています。

隊員の桜井は、愛知県の登山用品店「穂高」にて、元気に山と関わり続けています。

三戸呂今年、マッキンリーに登頂し、来年はアコンカグアと再度マッキンリー登山を予定しています。

高橋は、勤務先の部活指導で、登山における事故回避の啓蒙に取り組んでいます。

志賀医師は、日本登山医学会の中心メンバーとして活躍されています。

来年も、3人の山への情熱を胸に、安全に留意して山にかかわっていきたいと思います。

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中村進さんを偲ぶ

2010-10-03 21:16:51 | インポート

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本日、赤城山の麓で、中村進隊員の三回忌の集まりがありました。

天気予報に反して、とても穏やかな良い天気となりました。

先日、有村隊員のお墓参りをした日も同様の天気で、天国の彼らが私たちのために天気を操作しているのでは、と思えてきます。

中村さんが築いてこられた日中登山交流が、今の日中緊張によって壊れることのないよう、我々もできる努力を続けて行こうと思います。

散骨をした場所にある桜も去年より育ち、周囲はきれいに石で囲まれ、安らぎが漂っていました。


三回忌

2010-10-02 00:03:36 | インポート

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今日10月1日は、中村進、加藤慶信、有村哲史、3隊員の命日です。

あの雪崩事故からちょうど2年が経ちました。

今年のヒマラヤは、雪が多く不安定なようで、雪崩の危険が高いようです。

我々は、あの事故を経てもなお、登山を続けております。

今後より多くの登山者が、2008年に起きたことを教訓として、安全につなげてもらえたら、何よりです。