中村進、加藤慶信、有村哲史3名が雪崩で亡くなってから、今日で丸6年となりました。
先日、加藤君のお墓参りに行ってきましたが、雲ひとつない晴天にめぐまれました。
思えば、あの日も抜けるような青空でした。
あれから6年が経ちましたが、やはりまだあの現場にいるような感覚は消えずに残っています。
最近、この登山のことを人前で話す機会が何度かありました。
山の魅力と危険、そして安全登山について、その話をしているさなかに、
御嶽山では、まさに修羅場と化していました。
楽しみにしていた登山だったことと思います。
頂上からの景色も楽しんでいたことと思います。
事故に遭われた方々、そしてそのご家族、関係者のご心中を察すると、本当に胸が苦しくなります
今回亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。
そして、今後も登山における安全の啓発に尽力するとともに、自らも3人に恥じないよう、自己の限界に挑戦し続けようと思います。
日本クーラカンリ登山隊
隊長 高橋和弘
C1入りする中村進さんに寄り添っていた1匹の蝶
2008年9月30日
2008年10月1日 C1出発準備中の有村