顔色の悪いグッピーさん

天気予報で、「不安定」などと表現されて、ザザーーッ！と雨が降ったりするからかな？

グッピーさんたちが水槽の奥にある水草に隠れるようにして、目だけをこちらに向けている。

みんなーどうしたの？

アレッ？顔色の悪いグッピーさんは？土管の中かな？

しばらくすると、苦しそうに体をよじりながら出てきた。

えっ？！苦しい？小刻みに呼吸をしている。

　親友かな？

近くに寄ってきた。大丈夫か？！頑張れ！と、励ましているように見える。

グッピーさんたちは、

介抱したい気持ちでいっぱいだけど、

なんともできないもどかしさを感じているかのよう。

グッピー『life』の限界を目のあたりにして、恐れおののいているかのよう

しばらくこの状態が続いた。

見ている私まで手に力が入ってしまいました、どうか回復してーと。

祈りながらアップしたのでしたが、先ほど呼吸が止まってしまいました。

また動いてくれるかもー

柄の長いスプーンで水を揺らしてみたのでしたが、

とうとうしなやかさもなくなってしまった。

★になってしまったグッピーさんをすくいあげると…

あ、水草の奥の深いところに潜んでいたみんなが、

いつものように

エサをねだって水面近くにあがってきた。

それまで、ひとつのドラマを見ていたような気持ちになった。

生き物は皆、『life』が永遠ではなく、ある時に終りを迎えることを知っていて、おそれを抱くものかもしれないね。

助ける術などもたない私の無力さ悲しいー