昨日の夕暮れ時
「あぁー今日も遅くなっちゃった~」
急いで帰らないと
って、焦っている自分を作りつつ、
心の奥底では
「帰りたくな〜い帰りたくな〜い…」
「晩ごはん作りたくないよーーー」
ヤダヤダヤダ〜〜〜
ヤダヤダヤダ〜〜〜
太陽が山の向こうに沈むとーーー
最後は、母親役の私が「アラアラ、おひさまが沈んでしまったよー、真っ暗になっちゃうよー、クマとかキツネ、タヌキ、ヘビ…ケモノたちがいっぱい出てくるよー。ほら、あの草むらの中で見ているかもしれないよ~、どうする?帰りたくない?」
そうだなぁ、帰ろうなぁ~
そうだなぁ、帰ろうなぁ~
と呟いて家路につく…
毎度まいど、畑の真ん中で我が心の中の一人芝居をくり返す。
カラスやトンビが高いところから、なんだアイツ、またごねているのかッ。しょうがないなぁ~
ここらへんの皆さまは、
5時のチャイム(…帰りましょう♪)と共に畑から帰って行く。
私は明るくて涼しい今がチャンス!とばかりに5時からの1時間は最大限の集中力で頑張る。
で、ようしッ!今日の課題をクリアしたぞッ!
あ、自己満足サー。対価がつくわけでもない畑仕事。もちろん「よくやった」などと評価されることも全く無い。
日が短くなって、山の向こうの残光もさすがに弱々しく薄暗くなって心細くなった。
ふと見上げるとーーー
飛行機。。。雲!
わぁキレイ✨
『郷愁』
意味は違うけど、
昔の自分がその場所に映し出されたような気がして、郷愁という言葉が風景に浮かんだよー