システム担当ライブラリアンの日記

図書館システムやサービス系の話題を中心に。最近、歩き旅の話題も。

(2011.11.図書館総合展) ハコだけでいいのかラーニング・コモンズ

2012-01-12 11:59:11 | イベント参加
※かなり個人的なメモなので、内容については保証しかねる点、ご理解ください。誤解等があった場合はお詫びします。

○学習環境
 空間・人・コンテンツ

○勉強会、および今日
 失敗からもお互い学ぼうという趣旨。
 否定的な話も含める。
 「つっこみシート」にどんどん書いて下さい。

○お題1:コモンズって名乗るなら学外利用者も受け入れるべきじゃない?
 長谷川:(建前的な話)
 伊藤:学外者として
 山内:「コモンズ」ムラの共有地、誰でも使えるものではない。

 佐藤:(あえて反論)国立大のだったら、学外の人も使えてもいいんじゃない。

○2:ラーコモの事例が出てくるにつれ「ハコ作って」「フリーアクセスにして」「人的支援を置いて」っていう風潮がないですか?
 山内:"学習"のことを考えてこなかったような。
    勉強の場所ができたのはいいが、サークル活動の場所になっていないか。
 佐藤:"うちの学生、そんなに勉強していますか"という問いかけ。
    人的支援も必要な環境があるなら置いてもいいと思うが。
 長谷川:"コントロール"必要だが、"コントロール"されているという感覚はないような。
     提供側の考えも整理。しかし、図書館員さんが変なルール付けを作るようにはならないように。
 伊藤:"人的支援"が必要という風潮は、第1歩としてはいいのでは。
 長谷川:ハコだけ作れば、というニュアンスも感じて、違和感あり。
 山内:人を置けばいいではなく、誰を、何のために、どう置くか。 ◆確かに
 佐藤:"グループワーク" お宅の大学、グループワークが必要な環境か。
 山内:グループワークをさせる先生もいる。それらの先生をどう巻き込むか。
    東大、かつて自由に動かせる机もなかった。
 長谷川:Mさんが商品化してくれたので、図書館スタッフが先生をキャッチアップすれば、進み始める。

○3:学生と仲良くなりたいのに学生に近寄ると逃げられてしまう。きっかけはどうすればいいの?
 佐藤:
  (聞き入りました。何のために仲良くなるのか。個人的には、ニーズや状況の把握のためと認識)

○4:教員はラーニング・コモンズを知ってる? 図書館の独りよがり?
   先生達はラーニング・コモンズ作る時は賛成。開設後は無関心。どうして?
 山内:教員が雑務で忙しく。学内の直接関係ないことにコミットしなくなる傾向。
    学内広報のノウハウを、ラーニングセンター長向けのある研修で具体的に教えられた。
    NYのある大学、図書館にアクティブラーニング・スタジオ(教室)を作った。
    →教員が図書館に来る。
 佐藤:忙しい先生をお手伝いするアプローチはないか。お互いウィンウィンになることは?
    授業場所を変えてみたら、受講生が増えたとか。
 長谷川:PR、先生のとこへ行って、話す。「役割的に」作る。個人的努力ではなく。 ◆確かに
 佐藤:機関リポで話をしに行くなら、その機会に何かするとか。
 山内:「エライ人」が説明に行くということも大事では。
 長谷川(エライ人):エライ人は多いわけではない。サポートはいる。
 佐藤:ノリのいいエライ人が来た時にそそのかす。

○5:ハコ(図書館)の中にハコをさらに作ることになの意味? 
   図書館の中にラーニング・コモンズを作る意味が分からない。ハコなら他の場所にもあるのでは?
 佐藤:事例的には図書館以外に作るところもある。図書館の中に"ハコ"を作るのでなく、中の一部を作り替える感じでいいのでは。
 長谷川:図書館の中に、図書館がハコを作るという内向きではなく。
 山内:図書館以外のラーニングセンターにそれを作ると、そこに本を置き始める。なぜ2ヶ所にという議論が起きる。
    図書館にカードボックス、物理的な本など、空間的な余裕が生まれる要素がある ◆そうそう
 長谷川:
 伊藤:図書館の中に、別の施設を作るということではないだろう。新しい環境に対応する一つの方法。

○6:公共図書館には交流スペースがよくある。運営に悩んでいる。ラーニング・コモンズが突破口になると思っているんですが、ラーニング・コモンズって大学図書館の専売特許ではないですよね? = 公共図書館でのラーニング・コモンズの可能性?
 伊藤:
 長谷川:公共図書館の集会サービスとは違うのでは?
 山内:NY市立図書館は、移動オフィス的な使い方をするビジネスパーソンも。
 長谷川:大学図書館では、ラーニング・コモンズが状況打開に使えるから。公共図書館では違うものでは。
 山内:配架システムを柔軟に運営できるかどうか。

●感想
・司会のARG岡本さんが登壇者の意見を上手く引き出していた。あえて反論する立場での発言を求めたり。
・悩みどころは結構それぞれ似ているところもあると感じました。
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