システム担当ライブラリアンの日記

図書館システムやサービス系の話題を中心に。最近、歩き旅の話題も。

(2015.2.7)和歌山大学附属図書館 渡部館長講演会、図書館見学

2015-02-08 22:11:11 | イベント参加
大学図書館問題研究会 大阪支部の企画に参加。

※例によって、本記事の記述は私の個人的メモであり、不正確・不十分なところがあり得ます。

■和歌山大学図書館の改革の到達点と今後の展望(渡部幹雄)
会場:和歌山大学図書館

○経歴
・大分県方町立図書館
・長崎県森山町立図書館
・滋賀県愛知川町(現愛荘町)図書館
 Library of the Year 2007 大賞

・著書
「地域と図書館―図書館の未来のために」渡部 幹雄 (2006/1)
「図書館を遊ぶ―エンターテインメント空間を求めて」渡部 幹雄 (2003/10)

○和歌山へ
・教員身分+和歌山の図書館改革に
・2010 大学図書館プロジェクト
 1-2ヶ月で30大学ほど訪問(1利用者を装って)
 審議会の中間報告

・「行動宣言」2011.1
 →行動計画案に分解(任期の2年で実現するよう)
  →幹部の方々に図書館のすることが少しは伝わった?

  →館長+理事で週1回MTG

・「クロスカル図書館の機能と構造」

・重視したのは人の問題
 外部から...

○利用状況
・2011から増加傾向
 ◆それ以外のエビデンス

○大学図書館だけの問題?
・和歌山県、小中学校の司書配置ゼロ。大阪の岬町などは図書館なし?
・教育学部で図書館関係の授業

・祖谷小学校?の学校司書の実践、「情報リテラシー教育」と類似。
 その実践が広がると、大学図書館の実践に。

 ◆最近よく思いますが、今の18歳前後の人たちが小中高でどんな教育を受けてきたかって、私ももう少し知るべき。

○「やり続けなければ、埋没」
 また図書館か、と言われても。

●質疑
・教員との連携、授業改革
 →教員に使ってもらって
  情報リテラシーの授業。
  図書館員が授業に。
  館長が教養教育の企画委員。週1回MTG。

・連携
 →声がかかるようになってきた。

・見学されてよかった大学図書館?
 →UK ウォーリック大学図書館
  学生の元気がよかった。
  US、ワシントン大学。資料の揃え方。

  公共図書館は、シアトル。資料、知的好奇心を刺激。

・人の話。
 →基本的な図書館マインド。時としては、利用者を装って!?

  新棟(でさえ)、他部署が使用している部分も。
  人を継続して取る努力。

◆図書館マインドの定義?
単に司書資格、単に職種別の採用に、安住した理解としたくはない。司書資格に諸手を挙げて賛同はしない。
(大学教育・研究活動への関心があまりに少ない人が多いのではないか。資格の問題か、人の問題かという論点はあろうが。資格所持率が高いところが、よりよいアウトカムを?)

時間が無かったので、終了後に渡部さんに短い質問をしましたが、そんな単純な理解ではなく、とても深そうでした。

・内部の人へのSD
 →休館日に30-40分、話してきた。それを伝える努力。
  人の批判ではなく、環境がそうさせたと理解。

・地域連携
 →MLAK。和歌山大から輩出できるよう。
  館種を超えての交流。
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