システム担当ライブラリアンの日記

図書館システムやサービス系の話題を中心に。最近、歩き旅の話題も。

2010年日本図書館情報学会 春期研究集会 (1) (2010.5.29)

2010-05-30 23:12:41 | イベント参加
2010年日本図書館情報学会 春期研究集会 (2010.5.29)

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/


最後の天野さんの発表に惹かれて、もう少し真面目な話も聞かねばと参加しました。
但し、所用(最近恒例の足裏への注射やマッサージ)を済ませてからでしたので、午後の途中からでした。

以下は、例によって、話の中から私が書き取ったもので、発表の全体を網羅するものでもありません。
あしからずご了承ください。

■図書館における情報探索行動(筑波大・安蒜孝政)

○学生と図書館員で情報探索方法の違いの分析

○調べ方
・模擬仮題
・本課題(40分)
・・・

○View Tracker(視線追跡装置)
○学生
・16名中の7名だけが図書館を利用
・Web(サーチエンジン)>OPAC>図書
・WikiPediaの利用度の高さ
・「ピボット行動」WikiPediaを中心としていた被験者が多い。
 ピボットページから2つのサイトまで。広く浅い行動。

※フムフム「ピボット行動」

・WikiPediaを情報源として信頼できないと認識。
 そこから一次情報に当たることにより

○図書館員
・Web(各種DB)=OPAC>図書
・少ないページを精読する傾向
・最初から信頼性の高い図書に当たる傾向。

○視線
・Google、WikiPediaは、視線が規則的に限定的
 初めてのサイトでは、広範囲に不規則
・書架で本を探す時
 学生: 案内表示を見る傾向。書架全体を見る。
 図書館員: タイトルや請求記号を見る。

・使い慣れている人は(サイトでは)、規則的な視線の動き。

○今後の課題
・行動の違いは、探索技術か、情報環境か
・探索技術を持つ若者での実験等もしたい。

○質疑
・40分という時間制約の中で行動に影響は?
→実際のところバッテリーの関係。

※次の発表を聞いてから思ったこと
OPAC用PCって必要なの? という調査研究を誰かやってくれませんか。

■図書館利用者の情報探索行動:RFIDを用いた調査手法の利用可能性(駿河台大学・杉江典子)

○先行研究と問題意識

○館内にRFIDタグを設置
 人が持つリーダライタが記録

※色覚バリアフリーの観点からコメント
発表資料の建物平面図で、レンジが1mと2mのものを「赤」丸と「緑」丸で区別されていましたが、そういうのが見分けられないのです。

○行動分析
・スタート地点→OPAC という傾向
・事実情報探索だと、OPAC、DBの滞在時間が長い。
・漠然テーマだと、書架の滞在時間が長い。

○質疑
・OPAC=OPAC検索用PCだと思うが、いわゆるインターネットPCは?(私から)
 →インターネットPCは、今回のフロアにはなかった。
  もしあったとしたらどうだったかは分かりかねる。
※それらのPCの利用のされ方の違いって何だろう。けど、よく考えると、本学のOPAC用PCの利用数って、どこかに出ていたっけ?

※GWのわたらせ渓谷鉄道
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