システム担当ライブラリアンの日記

図書館システムやサービス系の話題を中心に。最近、歩き旅の話題も。

(2010.11.24.総合展) Code4Lib JAPAN Meeting & Exhibits 2010

2010-11-24 23:24:37 | イベント参加
パネルディスカッションの登壇者は、それぞれに興味深い発言をして下さいましたが、私の関心としては、小野さんの発言に共感を覚えるところが多かったです。

<文末に参考サイトを追加しています>

●丸山さんから概要説明

●提言事業について(阪口様)
・共通API
 所蔵検索のAPIなど。パッケージシステムへの実装、提案ができると少ないコストで、展開可能。
 事例調査から。プロトコル、スキーマ調査。ヒヤリング。(まだ始まったところだが)
・IPv6対応ガイド
 
●パネルディスカッション
・岡崎市立図書館でのユーザ逮捕に至った事件
・自己紹介
 常川氏(筑波大修士2年、しずくラボ)
 米田氏(成田市立図書館)
 小野氏(一橋大学図書館)
  :キーワードは "ZAKU" (#アニメ「ガンダム」に登場するロボット型兵器)
   つまりは、スーパースター的でなく、"量産型"で人材が広がればと。
 高久氏(物質材料研究機構)

○お題1:「最近、図書館のサーバがよく止まってるんだってね」
 #身にしみるテーマやなぁ

パネラーはスケッチブックにキーワードを書いて、それを元に説明するという、分かりやすいスタイルでした。

・小野:切り分け
・常川:レファレンス、レフェラル
・高久:サーバ室へ(エンジニアだし)
・米田:OJT。他の職員も引き連れて、一緒に学習。

○お題2:「なぞの大量アクセスが見つかったんだって?」
 #心拍数、高くなるなぁ
・高久:tail -f *** (ログファイルを調べる)
・常川:ほんとうに「大量」?(Webの常識的に比較した上で)
・小野:取りあえずブロック
・米田:根本的解決?(システムがダメダメだったら、それが問題) 
・阪田:uptime, top (サーバの負荷状況を見て、問題なければ放置。支障あれば、他のパネラーのようなことを)

○お題3:「ICTスキルを身につけた図書館員 たとえて言うなら…何?」
・米田:知行合一
・小野:暗号解読(システムのよく分からないところを解読、と聞こえました)
・常川:ゼロとイチの架け橋(ICTに弱い人の気持ち=言い方もくみ取れるように)
・高久:意識(ICTスキルに対する意識。通常業務でも身に付いているはず)

○お題4:「電子図書館時代のライブラリアン」
・高久:スピード(スピード感を持ったサービス開発)
・米田:ファインダビリティ(クローラ等で対象にならないもの→見つけられるように。
    どこどこにアクセスすればではなく、"遍"在化)
・小野:キュレーター
・常川:Webと生活の谷を埋めるライブラリアン
 (Webの一般化と使えない/使わない人との格差。その格差を埋める人となれば)

○ディスカッション
・大学図書館の方
 有料DBで「大量」アクセスにより年間制限アクセス数を超えたことが。
 ライブラリアンがそれらを調べるスキルを持つことは少ない。
・小野:プログラムを解析するのは期待しがたいが、「切り分け」するセンス、感覚を身につけること。
・阪口:普段使っているときの挙動で気がつけることもあるだろう。
・米田:岡崎市のケースでは、チェック作業も委託内容だった模様。
 それを図書館側で検証しきれない。
・常川:ユーザ同士での情報交換(横軸=MLなど)もあれば、メーカ側も動くことも。

・大学図書館の方:Webの力を訴える力量不足を感じる。
・小野:「提言事業」で「トレンド」作り

○参考 <追記>
図書館総合展2010にてCode4Lib JAPANが開催したフォーラム関連ツイート
http://togetter.com/li/72266

図書館総合展フォーラム:Code4Lib JAPAN Meeting & Exhibits 2010(11月24日)の開催報告です。
http://d.hatena.ne.jp/josei002-10/20101126/1290751416
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