おじいクボマ~ル@青空保育園 since 2023

定年前に大学教授から保育園長に転身した「おじい」のブログです。誰にでも開放していますので、ご投稿も歓迎です!

ムラサキツユクサみたいな女性(42歳くらい?) by おじぃクボマ~ル

2019-07-07 06:27:01 | エッセイ
 何年前くらいからだろう、自宅での仕事量が増え、体力の低下も明らかになり、日々流されるだけの生活が続く中で、庭の手入れをしなくなった。
 庭と言っても、ほんのわずかな狭い庭だ。30年前に家を新築した時、芝生を張り、義弟が選んでくれたヤマモモや椿の木を植えた。芝生の真ん中には、町の「みどり祭り」でもらってきた椎の木が育っている。もう25年以上経つから、二階までとどくくらいの高さになっている。
 その庭が今、いわゆる「雑草」だらけで凄いことになっている。名前も知らないような、しかし、可愛らしい白い花を咲かせる草や、螺旋形に赤紫色の花をつける「ネジバナ」に加えて、笹やドクダミまでが蔓延(はびこ)っている。
 89歳と88歳の老父母は、「みっともない」「ちゃんと手入れをしろ」と騒がしい。既に体の自由がきかず、自分では何もできなくなってからとくに、僕たちへの注文というか命令というか指示が増えた。それに対する反感や反抗もあるのだろうか、ますます「ほったらかし」である。
 しかし、ある時ふと考えた。雑草の何が悪いのか。雑草が一本もない芝生って、かえって気持ち悪くないか。整然と手入れされた庭だけが庭なのか。「なすがまま・生えるまま」もまた、庭なのではないか。これだけの草と木が生えてくれるってのは、幸せなことなのではないか等など。
 というわけで、カオス(混沌)状態にあるわが庭を眺めながら、怠け者の僕は「自然」を満喫しているのだが、最近、かみさんが「ご近所さんに迷惑がかかるんじゃない?」とか言い出した。確かに、ネコジャラシの種は飛散するし、ヤブカラシの蔓は隣家への越境を目論んでいそうだから、この夏にはちょっとした「庭弄り」をしてみようかと思っている。
 でも、ムラキツユクサって好きなんだよな~。こういう雰囲気の女性がいたら、オジィはイチコロ(笑)であろうな。どうもすみません。
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