さすがは初段のかなえちゃんである。原文のレベルがかなり高いから、推敲するのが難しい。段落を無理くり四つにし、贅肉を落とす(440字ほどになった)のがやっとこだった。
かなえちゃんの町でも待機児童が生じているのかを確かめるべきだったが、それを前提に論構成してみたつもり。どうだろうか?
私が通った小学校と中学校は、他校との合併で今はもうない。さらに最近、三つの保育園が統合された。少子社会化は、田舎である私の町でも確実に進行している。ところが、認可保育園を希望しても叶わない「待機児童」問題が、この町でも起こっている。
原因の第一は、入園希望者の増加だ。女性の社会参加や参画により、共働き家庭が増えた。加えて、核家族化の進行とともに祖父母との交流機会が減り、必然的に保育施設への社会的ニーズが高まっている。その一方で保育環境を大きく作用する保育士の数は、勤務条件の改善の遅れ等から減少傾向だ。劣悪な環境下では、給食や乳幼児への対応が心許ない。
少子社会化が進む地域へ移住するのは、仕事や生活環境の激変をともない現実味を欠く。それに、少子社会化と待機児童数の数は必ずしも連動していない。多様化している父母たちのニーズに応えるには、保育士が少な過ぎるのだ。
私たちには再度、「子どもの最善の利益」という視点からの、預ける側・預かる側としての熟慮が求められている。
かなえちゃんの町でも待機児童が生じているのかを確かめるべきだったが、それを前提に論構成してみたつもり。どうだろうか?
私が通った小学校と中学校は、他校との合併で今はもうない。さらに最近、三つの保育園が統合された。少子社会化は、田舎である私の町でも確実に進行している。ところが、認可保育園を希望しても叶わない「待機児童」問題が、この町でも起こっている。
原因の第一は、入園希望者の増加だ。女性の社会参加や参画により、共働き家庭が増えた。加えて、核家族化の進行とともに祖父母との交流機会が減り、必然的に保育施設への社会的ニーズが高まっている。その一方で保育環境を大きく作用する保育士の数は、勤務条件の改善の遅れ等から減少傾向だ。劣悪な環境下では、給食や乳幼児への対応が心許ない。
少子社会化が進む地域へ移住するのは、仕事や生活環境の激変をともない現実味を欠く。それに、少子社会化と待機児童数の数は必ずしも連動していない。多様化している父母たちのニーズに応えるには、保育士が少な過ぎるのだ。
私たちには再度、「子どもの最善の利益」という視点からの、預ける側・預かる側としての熟慮が求められている。