おじいクボマ~ル@青空保育園 since 2023

定年前に大学教授から保育園長に転身した「おじい」のブログです。誰にでも開放していますので、ご投稿も歓迎です!

それまでを「セクハラ」と呼ぶのか? by 伝説のオジィ

2018-03-31 06:09:05 | 自由投稿
 先日、担当二科目の授業評価結果に対するこちら側からの意見というか反論を述べさせてもらったんだけど、その後、盟友・堀越クンが担当する「点字の基礎」へのコメントにも、ちょっと考えさせられる指摘があった。
 先ずは再確認だが、堀越クンは(ほぼ)先天的な全盲である。というか、命を守るため、既に乳児期に両眼とも摘出してしまっている。正真正銘の「目では見ない」人だ。
 したがって、彼を外界と繋ぐ頼みの綱と言えば、例えば聴覚であり触覚であり嗅覚である。初対面の人と会えば当然、手を握ったり肩に触れたりする。机やテーブルに座れば、すぐに周りに何があるかを手で触って確認する。歩行時に誰かにエスコートしてもらう際は、サポーターの肩や肘を触るし、時に腕を組んだりもする。
 いくらそういう彼の一つの個性に慣れていないとはいえ、「慣れ慣れしく体に触るな、セクハラだ」とか「私物の筆箱を勝手に開けて中味を出すな」とか「髪を撫でるな」「突然大きな声を出すな」「嬉しい時に手を叩いて飛び上がるな」とか言うかなぁ?と、僕は思うのだ。
 そりゃあ、久保田があなたの手を握ったり髪に触れたりしたら、即刻「セクハラじゃあ!」と言われるだろう。しかし、それとこれとは状況が異なるのではないだろうか。それが彼の日常的なコミュニケーションの形式なのだから・・・
 万が一、というかそういう人も確かにいるだろうけど、本当に不快だったら「止めてください!」と言うべきだろう。言われても続けるようであれば、それはホンモノの「セクハラ」だと思うが、40年以上のつき合いがある僕が知る限り、彼は決してそんな人ではない。
 残念なのは、匿名の場における突然の「セクハラ」呼ばわりだ。一体、あなたはどこの誰だなのだ? 名乗ってくれれば、キチンと説明ができるし、誤解も解けるだろう。
 一方的な言いたい放題・言われたい放題に、どこか問題はないのだろうか。「授業評価」について、こんなことを思った。
 バリアフリーだユニバーサルデザインだインクルージョンだとか言っても、それをこんな風に受け容れられない狭量な人たちがまだまだいるのだろうな。

そう言えば・・・ by 伝説のオジィ

2018-03-30 07:26:16 | 自由投稿
 50歳を過ぎてから花粉症が始まり、年々それが重症化しているのを感じる。
 僕の場合、起床直後の巨大クシャミ三連発と目の痒みが主症状なので、幸か不幸か鼻水ズルズルや、「ヘ~キシっ!」のくり返しはない。
 クシャミはどうしようもないが、目の痒みは医者からもらった目薬で何とか抑えようと努力はしている。でも、なんともならないんだなあこれが。
 そう言えば、この時期に琉球滞在したことがあるけれど、その時には花粉症の症状はまったく出なかった。
 琉球の花粉(症)事情はどうなっているのだろう。亜熱帯の気候だから、当然、植生(植物相)も本土とは異なる。スギだのヒノキだのセイタカアワダチソウといった諸悪の根源(笑)は、もしかすると少ないのかもしれない。その代わり、中国大陸に近い分、大気汚染物質 PM2.5 の濃度が高かったりするのだろうか。あるいは、海に囲まれているから湿気が多く、花粉たちが飛び難いのかもしれない。
 上述の3月琉球滞在時に、ワラビンチャー(保育園児)と園外散歩に出かけた。彼らが叢で何かを追いかけているので何だろう?と思ったら、何と!バッタだった。
 しかも、茶色のくたびれバッタではなく、青々とした現役バッタ(笑)だった。この時期にバッタだよ。琉球は温暖なのだ。11月に出かけた時は、今帰仁グスクの近くで蝉の声を聞いた。本土では聞いたことのない、面白い鳴き声だ。蝉の名前はわからない。
 「沖縄には春と夏しかないさ~」という言葉は、本当なのだと思う。

「一般教養」ねぇ by 伝説のオジィ

2018-03-27 15:18:50 | 自由投稿
 「江戸時代の三大改革かぁ」と呟きながら、懸命に頭の中をほじくり返してみるが、悲しいかな「享保」しか出てこない。
 昔、絶対に習ったはずだし、言われれば絶対に思い出す自信はあるのだが、やっぱり出てこない。
 「ま、いっか~、普段の生活で使うわけでもないし」などと諦めかけるが、「いやいや、義務教育段階(中学校)で学んだことなのだから、自国の歴史も知らずにどうする?」というプライドに背中を押され≪解答≫を見る。「寛政・享保・天保」とあり、「おぉ、そうじゃったそうじゃった」と素直に嬉しくなる。
 主に保幼系公務員を志望する学生たちとの「一般教養」系自主ゼミを開いているおかげで、還暦オジィはこんな「おさらい(復習)」を日常的に行っている。
 ほっておけば、苦労してせっかく溜め込んだ知識や教養が少しずつ毎日間違いなく消えてゆく年齢だから、これはもう、そんな自主ゼミに集ってくる学生たちに感謝しなければならない。誰も集まらず、自主ゼミが消えてしまったら僕の「一般教養」は枯渇する。
 因数分解・確率・イオン化傾向・酸化と還元・円周角に同位角・二次方程式の解の公式、そして、もち論、漢字や語彙など、思えばどこかで今の自分の思考を動かす原動力になっているのだろう。
 それはおそらく、短期間に問題集をやり込んで得たものではなく、長い期間の中でジワジワと積み重ねてきたモノだと思う。別段、これからどこかの採用試験や新たな検定試験を受けるつもりはないが、自分を錆びつかせないために、自分に黴を生やさないように、今日もまた60歳のオジィは「メソポタミア文明はチグリス川とユーフラテス川の間の土地」などとブツブツ言っているのであった。

ウチナーグチの魅力 by 伝説のオジィ

2018-03-26 13:24:57 | 自由投稿
 ウチナーグチ(琉球語)は、僕たちが本土でつかっている日本語に似ているようで似ていない。ユネスコがそれを、「(琉球)方言」ではなく独立言語としての「琉球語」としているのもよくわかる。
 親しくしてもらっている辺野古の保育園長さんから時々、ウチナーグチの手ほどきを受けるが、先日は「ディキター ディキター」を教わった。意味としては、「できたー できたー」⇒「上等 上等」⇒「良かった 良かった」なのだそうで、この意味の連続がウチナーグチの魅力の一つだと思う。ただし、僕たちヤマトンチュには非常に難しいのだが・・・
 その園長さんに紹介してもらった《りんけんバンド》の歌「ありがとう」の中に、♪ あり、あり、ありがとう くぅわっちーさびら くぅわっちー
さびら ♪ という一節があって、僕が知る「くぅわっちーさびら」は「いただきます」なんだけど、歌の中では「めでたいことにあやかりましょう」になるのだそうで、ほらね、難しいけどおもしろいでしょ?
 「いちゃりばちょーでー」という大好きな言葉があり、それは「一度出会ったら友だちさ」という意味で、ウチナーンチュ(琉球の人たち)の心優しさみたいなものがヒシヒシと伝わってくる。「チバリヨー」は「頑張れ」だから、何となく語感から類推できるだろう。
 件の園長さんは、「沖縄」を「大きな輪(和)」と表現する。これもまた、「なるほどなぁ」なのだ。

授業開始までの久保田スケジュール(最新版)

2018-03-26 06:14:05 | 一般向け連絡
※ 研究室訪問の際には、事前のアポ取りをお勧めします。
※ 火曜日・木曜日・土曜日でも、午後2時までなら出校可能な場合があります。
※ 授業期間に入ったら、月曜日・水曜日・金曜日は必ず出校します。


3月26日(月) 10:00に出校 13:30~:教職教養系自主ゼミ
  27日(火) 自宅
  28日(水) 午前:胃カメラ検査 午後:B保育園理事会
  29日(木) 10:00~:3年生プレゼミ自宅
  30日(金) 午前中:整体  15:00~:教職教養系自主ゼミ
  31日(土)   午後:会津若松市(福島県)

4月 1日(日) 会津若松市(福島県)
   2日(月) 会津若松市(福島県)
   3日(火) 会津若松市(福島県)   夕方:病院
   4日(水) 15:00~:一般教養系自主ゼミ
   5日(木) 自宅
   6日(金) 午前中から出校(連続して会議)
   7日(土) 自宅
   8日(日) 午後:静岡で会議
   9日(月) 15:00~:一般教養系自主ゼミ
  10日(火) 自宅
  11日(水) 出校(授業&2年クラスゼミ)
         ※昼休みに自主ゼミオリエンテーション

もっとマザータング(母語)を大切に! By 伝説のオジィ

2018-03-25 17:33:30 | 自由投稿
 「四年制大学の学生なのだから、せめて『漢字能力検定二級』『語彙・読解力検定二級』はゲットしておこう!」などと、今日もまた還暦大学教員は、学生たちに小うるさいことを言い続けている。
 過日、現代大学生の多くが「本を読まない」旨の報道があり、日常的に彼らの文章やレポートとつき合う者として「やはりそうか!」の感を強くした。「この世代が社会の中心に座る頃、日本(語)はどうなるのか」と、真剣に悩む。
 知識より問題解決能力やコミュニケーション能力が重視され、ボランティア精神の形成が求められてきた世代だ。だが、人間の思考の基盤である母語の学びを疎かにはできない。「マジ・ガチ・ヤバい」では幼児と同じだ。
 彼らの漢字力や語彙力の貧しさを心から心配している。「森羅万象」を「もりらまんぞう」と読むのはご愛敬だが、知らないのは困る。「手をそめる」とはタトゥのことではない。検定挑戦を勧める限り、自分自身も一緒に受けてみせている。

新聞まとめ読みノススメ by 伝説のオジィ

2018-03-25 11:32:50 | 自由投稿
 本当は、多少早起きしてその日の真っ新な新聞を開くという生活をしたいのだが、なかなかどうして、そんな優雅で余裕のある毎日は過ごせない。そこで、実は今日もだが、日曜日午前中の有効活用として「新聞まとめ読み」をしている。
 リアルタイムでの情報収集はテレビやインターネットでもできるが、やはり活字化された新聞記事には一種の落ち着きや責任が感じられて好きだ。とりわけ、モーニングショーやらワイドショーやらでワイワイガヤガヤと騒がしく論じられる問題が、キチンと筋立てられ整理され、その上で論評されているのが良い。
 テレビのニュース番組だと必要以上に多く喧しいMC(司会者)の言葉や、コメンテーターなる人たちのわかったようでよくわからない解説を聞きながらグッタリしてしまう事が多いが、新聞ならマイペースで咀嚼しながら、時に立ち止まりながら色々な問題に向かい合える。そして、その中から自分の視点や見方や考え方が生まれてくるのも楽しい。
 今時の大学生の多くは本を読まない。新聞も読んでいない。もったいないなぁ、日曜日の朝くらいは、ノンビリと活字にふれてみないか?

「公立保幼系(一般教養系)」&「教職教養系」講座の参加希望者へ

2018-03-24 04:06:08 | 一般向け連絡
 教職センター主催の標記二講座について、開講曜日や時間帯に関する要望や意見が聞きたいです。
 なるべく早くスタートした方が良いと思うので(今夏受験の人もいるでしょう)、参加希望者は 4月11日(水)か13日(金)の12:15に、久保田研究室前の会議室に来られたし。短時間で終わる(5分程度)希望調査を実施します。
 オリエンテーションでは「月6か水6」というアナウンスがあったと思いますが、それに「金6」を加え、さらに、久保田の授業空き時間も候補にあげたいと思います。


最新!自主ゼミ情報 by 伝説のオジィ

2018-03-23 16:42:21 | 一般向け連絡
3月26日(月) 13:30~ 教職教養系(心理学領域)
  29日(木) 10:00~ プレゼミ(新3年生対象)
  30日(金) 16:30~ 教職教養系(心理学領域)
4月 4日(水) 16:30~ 一般教養系(歴史的事項)
   9日(月) 16:30~ 一般教養系(歴史的事項ほか)
とりあえず、「久保田研究室」に集合。参加は自由ですが、事前連絡があるとありがたい。

ご意見やご批判は甘んじて受けますが・・・ by 伝説のオジィ

2018-03-23 16:32:49 | 一般向け連絡
 後期大人数二科目「子育て支援論」「教育の方法」に関する授業評価データが返ってきた。
 授業に対するご意見・ご感想・ご批判など、それはありがたく甘んじて受けたいが、いくら匿名だからと言って、「そこまで・そういう言い方で書くかなぁ」と思う≪自由記述≫欄がいくつかある。それこそ「教育の方法」で話した通り、授業者の意図が常に受講生に正確に伝わり、理解されるなんてことは一つの理想にしか過ぎない。今回、苦笑したのは二つのクレームだ。

 一つは、「子育て支援論」における五名のゲストスピーカーについてだ。「役に立たない・つまらない・意味がない」という声が数名からあった。確かに、ゲスト連は≪講義のプロ≫ではない。しかし、僕には話せない経験知をお持ちの方ばかりであり、ノーギャラで交通費すら自前で登壇してくれているのだ。
 少なくともホストの僕には、十分「役に立つ・面白い・示唆に富む」話ばかりだった。まだ学びの入り口にいるものが、簡単に(早計に)「役に立たない」などと決して言うべきではない。その話を「役に立たせる」のは、聴く側である。「面白く聴く・意味あるものにする」のも聴く側なのだ。要するに、聴く側の勉強不足、あるいは、「学ぼう」というモチベーションが低いということがわかっていないのだろう。残念なクレームコメントだった。

 二つは、同じく「子育て支援論」における某日の横道・脇道噺として展開した、「はれのひ」事件に対する僕のコメントへの異常な嫌悪感だ。要するに、「『がれのひ』にだまされた女性たちは可哀想だが、そもそも成人式に華美な衣装や化粧で出席しなければならないと思い込んでいる方にも非があるのではないか?」「騙された方も悪いのではないか?」という僕の一つの見方に対する真っ向からの(こういうのを「ガチな」というのかな)嫌悪である。いわゆる「ヘイト」である。「反論」ではなく、「そんな事を言うなんて教育者じゃない!」「サイテー」「先生を替えろ!」論だ。

 あの事件後、世はあげて、若い女性たちに極めて同情的だった。「おおおお、可哀想にのう。よしよし」ばかりだった世論を、少し視点や視角を変えてみたらそこに何が見えるだろうか?とは、誰も思わなかったのか。僕は、派手で華美で喧騒な成人式を反省する好機になったと思った。だから、敢えて反論されるのを覚悟で「騙された方にも非があるのでは?」という問題提起をしただけである。
 自分の一つの見方を真上から圧しつけようという意図はない。仮説は仮設で、あくまで「僕はこう思うんだけどね」を言ったに過ぎない。反論があるのは百も承知だ。問題が問題だけに、反論されなければおかしい。残念なのは、その肝腎な反論がなく、「何てひどい人!」の部分しか書かれていないことだ。SNSと同様、授業評価も匿名や仮名の世界だから、正直かつ直截に発言できるのだろうが、もうちょっと考えてから意見陳述していただけまいか。

 高校までと違い、大学には『学習指導要領』なるものがない。つまり、既に決まっている事柄だけを伝達するのが大学ではなく、新しい「知」を生み出すのが大学だ。だから、「色々な見方・立場・考え方」の存在を知り、そられについて考察し、それに与できるか否かを判断できる能力が求められる。「好き・嫌い」だけだったら小学生にも言える。「騙される方も悪い」発言が気に入らないのであれば、それはなぜか・じゃあどうすれば良いかをキチンと返すべきだろう。そして、そもそも「成人式」というもののあり方をも議論の対象とし得るような知性を身につけてほしいと思う。


ウチナーンチュたちの歌心 by 伝説のオジィ

2018-03-23 06:30:56 | 自由投稿
 親しくしていただいている「辺野古の園長さん」から、「りんけんバンドを聴いてみて」と紹介された。名前はかなり前から知っていたのだが、どういう音楽の人たちなのかはわからなかった。不覚であった。凄い!
 「ダイナミック琉球」に震え、「きぃやま商店」で笑い泣きし、「さとうきび畑」で号泣してしまう久保田が、今度は・・・ やはり泣けた。女性ボーカルの歌(声)、りんけんさんのウチナーグチ、そして、エイサーに、完全にやられた。
 インターネットで二時間ほど動画を見続け、件の園長さんに「これは何ですか、凄いですね!」とLINEしたら、「琉球スピリットかと思います」との返信があった。
 もし時間があったら、とりあえず「ダイナミック琉球」を、興味が湧いたら「りんけんバンド」や「きぃやま商店」を検索し、視聴されたし。なぜに琉球から、かくもたくさんのアーティストやアスリートが誕生するのか、その秘密が垣間見えるかもしれないぞ。

大学は何をする場所だろう by ハーベスト佐藤 with リライト久保田

2018-03-23 06:17:08 | 自由投稿
※ 時代や社会が変化し、当然、それと連動して大学も変わったきた。色々な大学があるのは当たり前だし、入学試験の難易度もピンキリなのも理解できる。しかし、どんなに世の中が動こうとも、大学には変えちゃいけないポリシーがあると思う。
 それは、そこが「勉強する」場であり期間や時間帯だということだ。これを見失った似非大学には、存在の価値はない。休講や長期休業を喜び、すぐにアルバイトやボランティアに走りたがる学生が多い。先ずすべきなのは、図書館に走り、本や新聞を読むことだろう。
 この「春休み」、あなたは何をしただろうか。授業が始まったらまた、「させられる」勉強が始まってしまうのだぞ。

 日々の満員電車の中で、ふと疑問を抱いた。それは某大学の広告である。
 受験シーズンが終盤を迎え、来年度の受験生に向けた大学の広告があちらこちらに溢れてる。これから進路を決める高校生にとっては心がワクワクするものではないだろうか。カラフルな広告は心ときめくキャンパスライフさえも想像できる。どんな大学に入学することで充実できるか、多くの高校生はそのように考えるのが一般的だと思われる。
 しかし、大学というのはある分野の「専門性」を高める教育機関である。それにもかかわらず、「就職に強い大学」と宣伝する大学は、就職活動を専門とする大学なのかと揶揄をしたくなるキャッチコピーである。
 ある分野の専門性を高め、その能力を社会に生かすのが理想ではないだろうか。例えば、筆者は日本語を専門とする学部学科に所属し、日本語における表現効果や日本人独特のコミュニケーション、そして日本人が作る文化を日本語分野から研究をしている。その知識から、企業の利益に繋がる宣伝や日本の社会が円滑になる言葉づかい等日本語を幅広く活用する方法が考えられる。このように専門とする分野の叡智を社会で貢献させるのがその人の役割ではないだろうか。
 専門性を高められる楽しさを分からず、楽に就職活動するために入学する大学の在り方は遺憾である。私はそのような学生にならないように、残り少ないキャンパスライフを「専門性を高める喜び」で充実させたい。

↓ ≪久保田のリライト≫
 大学受験シーズンがほぼ終わり、既に来年度受験生を対象とする各大学の情報宣伝活動が始まっている。カラフルなポスターや魅力的なうたい文句は、きっとこれから進路や進学先を決める高校生たちをワクワクさせていることだろう。
 ところで、そもそも大学は、地域や社会に還元すべく、特定領域や分野の専門的教養を高めるための教育と研究の場だ。にもかかわらず、極めて個人的な「就職に強い」を喧伝する大学が少なくないのには強い違和感を持つ。大学は、専門学校や就職予備校ではない。
 大学で日本語を専門に学ぶ私は、日本語の表現効果や独特のコミュニケーション形態、あるいは、それを用いる日本人の文化を研究している。その成果を、企業の情報宣伝や社会を円滑化する言葉遣いの提案に活かしたいと思う。大学は、各自が獲得した専門分野の叡智を社会に還元することが第一義だろう。
 専門性教養を得る楽しさや社会的責任を知らず、就職活動のために進学するという考え方には与しない。私は、「専門性を高める喜び」に満ちた学生生活を送りたい。


頑張れ、佐川さん! by 伝説のオジィ

2018-03-22 07:24:27 | 自由投稿
 この時期、新聞には学校教員や地方自治体職員や警察署員などの異動記事が載る。大量な細かい文字なので、例年はほとんど無視して終わってきたのだが、今年はちょっと違う。おない歳の仲間の名前が、紙面のそこかしこで見つかるからだ。60歳、還暦である。
 小1で東京オリンピック、中1で大阪万博、三島由紀夫の割腹自殺も沖縄県の本土復帰も海洋博もつくば科学万博も目撃してきた。高度経済成長期真っ只中にいて、それを支えるための理系中心詰め込み教育を受けながら、受験戦争だの事件地獄だのを味わってきた世代だ。オイルショックを何とか切り抜け、バブル経済もその崩壊も経験し、何より、学校では教わらなかったIT機器の取り扱いにふり回され四苦八苦してきた。
 そんな還暦世代の一人が、今話題の佐川元国税庁長官である。国家公務員として働くだけ働いてきたあげく、財務大臣に呼び捨てにされ、悪事の責任を一方的に転嫁されようとしている。国会で証人として喚問されるという形で、役人人生を終わるとは思わなかったろう。
 もういいよ佐川さん、一切合切ぶちまけて楽になろうよ。本当に悪い奴、罰せられなければならない奴は他にいるんでしょ。定年退職だもの、最後に一発、国民のための爆弾発言を!

彼女はなぜ口を閉ざすのか 相撲界と同じだな by 伝説のオジィ

2018-03-22 06:17:37 | 自由投稿
 もうだいぶ昔の話になるんだけど、ソビエト連邦(当時)のアフガニスタン侵攻に自由主義諸国が猛反発し、モスクワ五輪を多くの国々がボイコットしたことがある。
 その時に、出場していれば「確実に金メダル」だと言われていた柔道の某選手(今では東海大学の副学長とか五輪選手団の副団長とか、すごく偉くなっている人)がマスコミからコメントを求められ、「頑張ります」しか言えなかったのを今でも明確に憶えている。
 「スポーツと政治は切り離されるべきで、今回の国際的ボイコットは極めて残念である」くらいはいくら何でも言えよな~、と、同年齢の僕は思った。そして、失礼な言い方で申し訳ないけど、「ま、スポーツ選手なんてこんなレベルなんだな」と見限ってしまったのも確かだ。
 今、あの時と同じような気持ちにさせている女性アスリートがいる。「世界最強の女性レスラー」と呼ばれ、既に何個もの金メダルを獲ってきた彼女である。今まさに、彼女のお膝元である女子レスリング界でコーチのパワハラをめぐる大問題が起きているというのに、彼女は一切のコメントを出さない。
 確かに、問題の渦中にいる男性コーチは彼女のコーチでもあり(肩車をしたりされたりしていたっけね)、所属する大学の副学長まで務めていて、パワハラ被害者とも近い人物だからコメントし難いのはわからないでもない。しかし、それとこれとは問題が違うのではないか。女子レスリング界の中心に居続けてきたのだから、彼女が事実や真実を知らないわけがない。なのに、なぜ口を紡ぐのか。
 あの学長さんのインタビューを観て聴いて、スポーツや武道における日本流のパワハラ文化の根深さを思った。「学生や部員たちを守るために」とか言っていたクセに、要するに、「ロクでもないこと言ったら、アタシがただじゃおかないからねっ」感が満載だった。結局は、自分と自分の大学の安泰しか考えていないのだろう。自分の権力を誇示したいだけなのだろう。それに本人が気づいていないのが哀れなのだが・・・
 相撲界の暴力体質も変わらない。否、変われないのだろう。あの世界には間違いなく、「これくらいの可愛がりで何だよ」という文化があり、相撲好きたちもそれを暗黙のうちに了解しているのだ。「強さは厳しさの中から生まれる」なんて思っている限り、暴力沙汰なんかなくなるわけはないのだ。そして、それを組織全体で隠し持ち続けようとするのだから・・・
 どうすれば良いか。「どうにもならない」と、僕は思う。沁み込んでいる文化や風習は、そうそう変わるもんじゃないだろう。「暴力反対!パワハラけしからん!」と言ったって、そう思わない人たちが動かしているんだから、ほっておけば良いのだ。そして、一人また一人とファンを減らしていけばよい。そのうち、誰も見向きをしなくなり廃れていけば良いのだな。
 スノボーやカーリング等、新しいタイプのスポーツが注目され始めた。「根性」だの「忍耐」だのを表看板にせず、「そだねー」とか「もぐもぐタイム」とか「俺、カッコ良かったっしょ?」みたいな軽さを持ったスポーツこそが、生涯スポーツ・国民スポーツになり得る。とくに、「国技」などという自己満足的な言葉に寄りかかり何も変わろうとしない・変われない相撲など、競技人口が減っていくのは目に見えている。時代の流れの中で、消えていけば良いのだと思う。

「教育原理 2017」 追再試験採点&成績評価速報

2018-03-21 16:18:48 | 一般向け連絡
 横浜女子短期大学にて実施した標記試験に関し、受験者43名に関する成績は以下の通りです。
 平均点:23.2点(65点満点) 得点率平均:35.7%
 合格者は6名のみでした。