おじいクボマ~ル@青空保育園 since 2023

定年前に大学教授から保育園長に転身した「おじい」のブログです。誰にでも開放していますので、ご投稿も歓迎です!

残された孫との日々 by クボマ~ル翁

2024-05-05 09:37:30 | 自由投稿
 幸運にも息子宅に三人、娘一家にも三人、計六人の孫がいる。隣家の三人は「ほぼ同居」だから普段気にはならないが、茨城県に暮らす三人組と黄金週
間に会えるのは非常に嬉しい。もうドキドキだ。
 長男が小4、それに小2と幼稚園年長組が続く。隣家の三人組も合わせて、人生最速で育ちつつある子どもたちと会うと、ついつい「その分の自分の老
い」を思い知らされる。本心はサッカーでもして遊びたいが、脚がもつれては話にならない(笑)。
 心遣いなのか残酷なのか息子は、孫連に「あと何回会えるかわからないな」と苦笑いで言う。確かにその通りで、年に二回としてあと百回なんか会えな
い。子どもが常に傍にいてくれたのは高校生までだ。彼らの独立は誇らしかったが、それは別離の始まりだった。
 既に小4には将棋、小2にはオセロで勝てない。だが、せめて僕は「物知りのオジイ」でいたい。残された彼らとの日々をカウントダウンしつつ、せい
ぜい読書に励みたい。

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保育所の児童虐待通告義務について by クボマ~ル翁

2024-05-05 09:33:28 | 自由投稿
 残念ながら、児童虐待の被害に関するニュースが一向に減らない。これだけ多く新聞やテレビ等でも報じられているのだから、おそらくそれを知らない人はないはずだ。保育園長として私は、その原因の一つが通告義務の不徹底にあると考えている。
 周知の通り、保育所や保育士には児童虐待と疑われる事案を市町村や児童相談所などに通告する厳格な義務が課せられている。尊い子どもたちの生命や人権や健やかな育ちを守るために社会から課せられた極めて重要な任務であるから、いかなる逡巡も遠慮も躊躇も忖度も臆病も必要ない。
 「疑わしきは罰せず」という原則は、こと児童虐待については成り立ち得ない。身体的暴力・心理的暴力・性加害・育児放棄のいずれであれ、まずは疑ってかかる必要があるだろう
 保育の現場にある者として私は、とりわけ心理的(言葉や態度によるもの)暴力と育児放棄(ネグレクト)の危険性の高さを感じている。もち論、何もなければ良い。しかし、「あ。やっぱりな…」を生み出してはならない。


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