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とね日記

理数系ネタ、パソコン、フランス語の話が中心。
量子テレポーテーションや超弦理論の理解を目指して勉強を続けています!

少年の頃の夢(の続き)

2007年12月29日 18時57分25秒 | 物理学、数学
ひとつ前の記事で少年の頃の夢がひとつかなえられたことを書いた。

けれども相対性理論を本当の意味で知るためには、やはりご本人の論文を読むのがいちばんよかろうというまったく素直な思いつきで「アインシュタイン選集:」を買ってきた。年末年始の休みにじっくり読もうと思うのだ。会社員にとって自分の時間はとても貴重だ。雑事から逃れてどれだけこの本に没頭する時間を持てるかが僕のもっぱらの関心事である。(年賀状も1通しか出していないし。。。)大掃除は非難されない程度にするつもりだ。

アインシュタイン選集」を3冊新品で買うと2万3千円ほどになる。幸い明倫館書店でまとめて1万円だったのでお得な買い物となった。新品でも古本でも内容は同じだから。

アインシュタインは1901年から1949年までおよそ260の論文を発表している。このうち重要な40の論文は邦訳されていてこの「アインシュタイン選集」に掲載されている。

第1巻は特殊相対性理論、光量子仮説、ブラウン運動などの論文と解説
第2巻は一般相対性理論と統一場理論の論文と解説
第3巻は「アインシュタインとその思想」と題する博士の手紙や一般向けに発表された文章

という構成だ。

既に第1巻を100ページほど読んだところだが、想像していたよりは易しい。朝永振一郎の量子力学の教科書を読めるレベルの人ならばなんとかついていけるのではないかと思う。有名なアインシュタイン重力方程式を導いた箇所(第2巻)はこんな感じだ。(著作権侵害にならないぎりぎりの拡大率で画像を掲載しておく。)



アインシュタインに負うところが大きい現代物理学の原点がどのようなものであったのか?そこは「直観的にわかる世界観」から「摩訶不思議な世界観」への分岐点である。

アインシュタインの論文を直接読むことで科学番組や相対性理論の一般書籍から受けてきたイメージは変わるものなのか?

光量子仮説によって量子論の父とされた博士がどのように量子論に反対の立場をとるようになっていったのか?

時空の幾何学」によって理解できた一般相対論と実際に博士が導いた方法にどれほどの違いがあるのか?

このようなことを読み解いていきたいと思う。詳細はまた1冊を読み終えるたびこのブログで紹介していく。

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関連リンク:

アインシュタイン選集(1)
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/26d6fc929bf7b9f0fc1e2a210882f559

アインシュタイン選集(2):読みはじめた
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/d3d0869ab3911e84845b5b121bd1aa3e

時空の幾何学:特殊および一般相対論の数学的基礎
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/ffc643a688ce45dec7460d107fe1392e

少年の頃の夢(の続き)
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/a6e4b9271cd56b2e85c3bdaa0b8b7cae

趣味で相対論
https://blog.goo.ne.jp/ktonegaw/e/90aa60383b600ff4e4fd7bea6589deaa

とね書店:

アインシュタイン選集(1)
https://amazon.co.jp/&tonejiten-22/dp/4320030192/503-5691539-3879144

アインシュタイン選集(2)
https://amazon.co.jp/&tonejiten-22/dp/4320030206/503-5691539-3879144

アインシュタイン選集(3)
https://amazon.co.jp/&tonejiten-22/dp/4320030214/503-5691539-3879144

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