
趣味が読書とブログ書きで、仕事では朝から晩までパソコンに向かっているから、肩こりと首こりとは長年のお付き合いだ。冬場は特に症状が重くなるので定期的にマッサージを受けている。
何度か施術を受けているうちに自分にとって気持ちのよいポイントがわかってくる。僕の場合、うつ伏せの体勢で「風門」というツボのあたりを親指でぎゅっと押してもらうと「あ~、しあわせ!生きててよかった~。」となる。極楽ポイント、天国ポイントなのだ。

家でこのツボが押せたらすごくいいだろうな。なんとか自分ひとりでこのツボ押しができないものだろうか。。。首こりはストレッチで解消できるが、肩や背中は難しい。
マッサージ器具をいろいろ試したり、壁にゴルフボールを貼って背中を押し付けてみたりしたが、どうも具合がよろしくない。やはり上から体重をかけて押してもらわないと。。。
ネットで検索しても、僕のニーズを満たすような器具は見つからなかった。これだけいろいろな商品があるのだから見つかってもよいはずなのに。見つかりそうで見つからない。
うつ伏せの状態で、腕を伸ばして5キログラムの鉄亜鈴を背中に乗せてみたが、腕がつりそうになるし、ツボ押しには重量不足だった。
もっと重たいものを吊り上げて、背中の上に乗せられないだろうか。それも工作の手間やお金をかけずに。。。
半年くらい前からそのようなことを考えて過ごしていたのだが、ついに手軽な方法を思いついたのが4日前の夜のことだ。
システムキッチンと向かいの電子レンジ置き場の高さがほぼ同じだということに気が付いたのがきっかけになった。
注文した材料が届いて作って見たのが、この「極楽マシン」だ。写真はクリックで拡大する。
水タンクは22リットル。革のベルトは100均ショップで見つけたもの。

ツボを押すための「指」は100均ショップで見つけたガラス製の小物入れの蓋。

費用は全部で3400円ほど。これで気持ちよくなれるのだったら安いものだ。横に渡した棒は最大重量55キログラムなので強度は十分。
これを使うときは、タンクに水を入れて重くした状態でベルトを引っ張って持ち上げ、うつ伏せになった状態でタンクの下にもぐりこんでから、タンクをゆっくり下ろす。
水を15リットル(15キログラム)入れて試したところ、すこぶる具合がよい。「風門」をぎゅーっと押している間、ずっと夢心地でいることができた。満タンにすると気持ちよさは増すが、持ち上げるのが大変になる。使い方にもうひと工夫が必要のようだ。
他の場所は押せないけれど、とりあえず僕はこのツボが押せれば満足なのだ。
あまりやりすぎると「もみ返し」がくるのでほどほどにしておこう。「指」の部分はとりあえず今のを使いながら、もっと気持ちのよさそうなものを探すことにした。
レイ・ブラッドベリの小説「たんぽぽのお酒」には幸福マシンというのがでてくるが、これは僕の「極楽マシン」だ。すばらしいアイデアでは全くないし、マシンと呼ぶにはあまりに稚拙で馬鹿みたいな道具だが、目的が果たせればよいのだ。
購入した棒と水タンクはこれだ。水タンクは防災用としても兼用できる。
「アイリスオーヤマ 超強力伸縮棒 UP-190(¥1,905)」
「尾上製作所(ONOE) ウォータータンク22L コック付 OW-22C(¥1,080)」


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ありがとうございますー!
この道具、見かけはすごく悪いですね。(笑)