掲載写真は今朝出勤途中で撮った会社の近くの路面だ。梅雨が明ける頃、このようにきれいに舗装されたのだが、照り返しがまぶしくて目がチカチカする。新しく舗装されたのは、このあたりだけなのだ。
アスファルトのままにしておけばよかったのに。ここを通るたびに思うのだ。それにしても今年の猛暑はハンパない。
このように明るい路面で日光を反射させるのと、灰色のアスファルトのままにしておくのと、いったいどちらが暑く感じるのだろうか?
そもそも気温のことや照り返しのことを考えて舗装したのかどうかもわからない。どちらにしても、気温はじゅうぶん高いので考えても始まらないか。。。そんなことを考えながら通勤している今日この頃。
近所には外苑前の並木道があるので、都会にしては恵まれた環境だ(クリックで拡大)
昨年の11月に撮影した同じ場所。
テレビドラマやファッション雑誌の撮影でよく使われるおしゃれなレストランもある。
雪が降るとこのような感じになる。中央いちばん奥には「聖徳記念絵画館」が見える。
中央を拡大。明治天皇崩御後に建築計画が持ち上がり、1926年(大正15年)に建設された美術館だ。並木道も含め明治神宮外苑として整備されたのもこの頃である。(聖徳記念絵画館の詳細)
並木道入口にもおしゃれなレストランがある。
トップの歩道の写真を撮った場所は、青山通り沿いの伊藤忠商事本社ビルのあたり。下の写真は1964年(昭和39年)当時のこの場所だ。大きいビルは間組の本社ビルだ。その隣に伊藤忠本社ビルはまだなく、歩道橋の右側の低層階の建物のあたりに16年後の1980年(昭和55年)に建つことになる。歩道橋は今でも同じ位置にあり、間組本社ビルのあった場所には現在オラクル青山センターというビルが建っている。(写真をクリックすると引用元のサイトが開く。)
もともとこのあたり、つまり絵画館からイチョウ並木、伊藤忠本社ビル、神宮球場あたり一帯は「青山練兵場」だった。明治時代から大正時代半ばにかけてのことだ。
青山練兵場だったころの明治時代の地図やその後の移り変わりは以下のURLで見ることができる。ページを開いて「古地図」->「明治」を選択すればよい。
明治時代から昭和、現在に至るまでの外苑前エリア:
http://map.goo.ne.jp/map.php?MAP=E139.43.18.516N35.40.19.598&ZM=9&W=0
いつも見慣れた風景の中に、僕が子供だった頃、そして父や祖父が生きてきた時代の空気を感じた。強い日射しで頭がぼうっとする中、号令や軍靴の音が聞こえた気がした。
この残暑はいつまで続くのだろう。。。
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おまけ:昭和の東京の風景が見れるサイトを集めたので、よろしかったらご覧ください。
東京 - 昭和の記憶 -
http://www.dagashi.org/tokyo/index.html
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http://www.koho.metro.tokyo.jp/PHOTO/index.htm
昭和毎日
http://showa.mainichi.jp/
街の記憶(昭和50年代)
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