山荘雑記  

 定年退職後 信州白馬の里山に小さな丸太小屋を建て、
その生活の様子や山や旅の思い出など、気ままに書き綴っています。

早春の丸太小屋生活

2013年04月15日 | 小屋生活


月初めから約半月、早春の小屋生活を楽しんできた。着いた時,屋根の下に溜まっていた大量の雪も滞在中にほとんど消えた。残雪の融けたあとに黄色い新芽のフキノトウが次々と芽を出し、湯がいて酢味噌で食すると美味く、渋みの味に山の春を感ずる。小屋近くの峰方沢源流一帯に咲く福寿草の群生が有名になり、多くの人がカメラを携えやって来る。近くここで「福寿草まつり」をするとNHKが放送していた。
地面に直接咲く草花に対し、細い幹の若木はやはり雪に弱い。何度も倒れながらも5年以上も育ち,小さな花を咲かせ、実もつけた桜、ブルーベリーが、今冬の雪で根元から折られ、無残に押し潰されてしまった。支柱にした添え木のやり方が失敗であった。特に桜の木は、小屋の建築祝いに山の会員でスキーの名手F君が植樹してくれた記念の木で、今度会ったとき謝らなければと思っていた。ところが、奇しくも桜の命が絶えたのと同じ時期の昨年末、彼が長年患っていたガンで他界していたことを最近知った。直前まで八方で華麗に滑っていたのに。一緒に山へ行った親しい人間が次々亡くなっていくのがなんとも寂しい。
次は東山探索行と風呂トイレの話。


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