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花の楽しみ方。きれいな花、珍しい花、名前がわからない花など、
また、あなたが感じる感性、写す表現の写真基礎知識。

「ギンコウボク」珍しい花!一度は見なくちゃ!

2017年11月18日 | 珍しい花
「ギンコウボク」お金が貯まる香木かな!チャイナ南部原産



珍しい名前の植物があります。
ギンコウボクに出会った時、瞬間に銀行木なのかと思って、
この木を植えれば、金運間違いないなとも思ってしまいました。

調べるとギンは銀色の銀の白い花の白色、コウボクは厚朴で、
葉っぱの厚い木というホオノキの木(銀厚朴)で、
銀行とは関係なさそうです。最初に思ったのとは違っていました。

ギンがあればキンもあるかなと調べると、キンも金色の金があり、
キンコウモク(金厚朴)と呼ばれています。

キンコウモク(金)の方が本家のようで、キンコウボク
(Michelia champaca)とミケリア・モンタナ(Michelia montana)の、
交配された雑種でキンコウモク(金)の方が、ギンコウボク(銀)より、
自生は圧倒的に多いそうです。

また、ギンバイカ(銀梅花)がマートルやギンコウボク(銀香木)と、
呼ばれる木もあります。同じギンコウボクでも銀香木です。
梅の花とキンシバイやビヨウヤナギなどと似てる白い花です。
英名はCommon myrtle(コモン マートル)で、ハーブですね。



ギンコウボクは、花より香りや香油です。
花はあまり目立たず、芳香の強いことが特徴で、
香りは朝と夕方に強く、花びらが開ききったら香りがなくなり、
蕾(つぼみ)の花びらが少し開いたのが、一番香りが強いそうです。
高木ですから、直に香りを嗅ぐのが難しそうです。

ギンコウボク(銀)とキンコウボク(金)は花の色だけでなく、
見た目の樹形や葉っぱが、かなり違うそうです。
また、果実がなってるのも見たことがないそうです。

ギンバイカ(銀梅花)のギンコウボク(銀香木)は、
フトモモ科の低木で、花が6~7月頃に咲きます。
葉にも甘酸っぱい香りがあり、古代エジプトでは、
愛と歓喜の女神ハルトに捧げられ、「繁栄の象徴」として、
古代ギリシャでは、女神ヴィーナスに捧げる花「持続する愛」
を象徴する特別の木でした。結婚式などのお祝いのブーケ、
栄誉を称える冠の月桂樹とともに使われてきたそうです。

葉っぱを漬(つぶ)した酒が、「祝い酒」として用いられ、
縁起のよい神木として「祝いの木」の名前が付けられています。
昔から料理や、香水、薬用にも利用されてきました。
また、シューマンの組曲「ミルテの花」の「ミルテ」も、
ギンバイカ(銀梅花)のギンコウボク(銀香木)です。


     
  • 別名 ギョクラン

  • 特色 芳香

  • 科  ギンコウボク科

  • 原産 チャイナ南部

  • 花期 4~6月

 



いかがでしたか?
花の楽しみ方は色々ありますね。
珍しい花の名前がわからないと、探しようがありません。
珍しい花は情報がないと、わかりにくいです。

ギンコウボクを見るには、新宿御苑の温室、富山県中央植物園の温室、
とちぎ花センターの温室などで見られます。
また、沖縄などでも植栽されてるそうです。
熱帯地方では、庭木や公園樹などで植栽されてます。

ギンバイカ(銀梅花)のギンコウボク(銀香木)は、
日本には明治の末期頃に入ってきました。
あまり見かけないですが、探し方がヘタなのでしょう。

ギンコウボクの銀行木から、銀厚朴、そして銀香木と、
カタカナ表現は、難しい時があります。
実際に見て、違いがわかると、いいですね。
また香木ですから、香りも楽しんでみてください。

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