花と写真に興味、わからない!教えて!

花の楽しみ方。きれいな花、珍しい花、名前がわからない花など、
また、あなたが感じる感性、写す表現の写真基礎知識。

「プセウデランテムム」珍しい花!一度は見なくちゃ!

2017年11月18日 | 珍しい花
「プセウデランテムム」花も葉っぱも種類が多く人気の花!熱帯から亜熱帯原産!



知らない花に、温室でよく出会います。
花がきれいで写しますが、さて、どんな花かをネットで、
調べても、わからない場合があります。

以前もネットで調べてたら、投稿ブログに、
こんなにも情報がない花は、初めてと嘆いていました。
そうです。情報がない花が沢山あります。
ネットにアップする、写真フォルダーに入っているから、
では、今日はアップするかな。ところが情報がない。
で、手が止まってしまう。

それでは次回にまわそう、になります。
沢山持ってる蔵書から、調べるには時間がかかります。
1年後くらいに、落ち着いたら調べようと思ってます。

舌を噛みそうな、プセウデランテムムも、情報が少ないです。



プセウデランテムムは、熱帯~亜熱帯に約120種が分布し、
毎年花を咲かせる多年草です。

花の色は、紫、青紫、白、オレンジ、ピンクなど、
いろいろな種類があり、植物園の温室で見て、同じ花かと、
惑わされます。また、葉っぱが黄金色になったり、
紫色などいろいろな種類があって、花に負けずに、
葉っぱも美しく観葉植物としても、人気が高いそうです。

種類によって、花の色も姿も、いろいろあって、葉っぱも花も、
魅力的な品種が多いです。代表的な品種は、
ライム色の葉が美しいレティクラツムや、紅紫色の花が美しい
アトロプルプレウムなどがあり、市場ではよく出回って、
どちらも葉っぱも花もきれいでお勧めです。

品種によって花色や姿が違いますから、
お好みのプセウデランテムムを、探してみてください。
開花には、20度以上の温度と多湿の環境が必要なため、
熱帯地方では通年開花しますが、温室では咲きにくいそうです。

プセウデランテムムの名前は、ギリシア語で否定を意味する
プセウドと、エランテマム属の2語を組合せ、
「エランテマム属の植物に似ているけども違う」
という意味になるそうです。

プセウデランテムムの名前は、どういう意味であろうと、
舌を噛みそうな名前で、覚えにくい名前です。
     
  • 別名 

  • 特色 

  • 科  キツネノマゴ科

  • 原産 熱帯から亜熱帯

  • 花期 5~10月

 



いかがでしたか?
花の楽しみ方は色々ありますね。
珍しい花の名前がわからないと、探しようがありません。
珍しい花は情報がないと、わかりにくいです。

プセウデランテムムの名前が、覚えられますか。
もう少しわかりやすい、覚えやすい、
和名か、別名がないものでしょうか。
外国の花は、特にわかりずらい花が多いです。
さらに、その後に品種名が付くから、長ったしいのと覚えにくく、
フィルム時代は、メモをとるのに苦労しました。
今は、デジタルですから、カチャで済んでしまいます。
花の名前の誤記もでない、便利な世の中です。


「インドアイ」珍しい花!一度は見なくちゃ!

2017年11月18日 | 珍しい花
「インドアイ」藍より出でて藍より青し!春秋戦国時代の儒家荀子の話!インド北部原産!



「青は藍より取りて、藍より青し」を、後漢時代に
青出於藍而勝於藍(藍より出でて藍より青し)と、
記したものがあります。春秋戦国時代の儒家荀子の話で、
学問を続けることで、人は成長し変われるのだ。と説いています。
荀子が、人間の性質は悪であり、善に変えるには、
勉強しつづけるしか、善に変われない。と説いたものです。

君子曰、学不可以已。   学(問)もって已(や)むべからず。
青、取之於藍、而青於藍、 青は、これを藍より取りて、しかも藍より青し。
氷、水為之、而寒於水。  氷は、水これをなして、しかも水より寒し。

「学問は終わったと思ってはいけない。青は藍から取り出すが
藍よりも青い。氷は水が作り出すが水よりも冷たい。」
と説いています。

親や先生よりも、優れた才能を示したり、仕事をしたりした時に、
使われる言葉で、学問と言う物が、どんどん発展していくから、
「ここで終わり」と制限をかけて、努力をやめることを、
戒めています。儒学では、君子となることを目指し人格高潔で、
徳が高く、生き方に於いて、他の人物の模範となるのが君子です。



インドアイは、原産地インド北部とされる藍植物であり、
BC.2000年代に、モヘン ジョダロ遺跡で、出土した藍染布に、
用いられたと推定され ています。インドアイは、 BC.1000年代
には、中近東一帯からギリシアなど、地中海沿岸諸国へ、
渡っていたそうです。キアイとも言い、インディゴ(藍色)の事です。

アイと呼ばれる植物には、世界各地に23科100種類以上もの、
藍植物が確認されています。
タデ科のタデアイ(蓼藍)、アイタデ(藍蓼)は、紀元前より、
世界各地で青色の染料として、重用されていました。

外形はイヌタデによく似ているが、アイは葉を傷つけると、
傷口が藍色になり、原産地は、インディゴの名の通りインドとされる。
藍染めは奈良時代から続く歴史があり、海外では藍色を指して
「Hiroshige Blue」「Japan Blue」と呼ばれます。
ジャパンブルーとは、明治7年、開成学校(東京大学の前身)
に招かれた英国人教師ロバート・W・アトキンソンが、
藍染の衣服を着た、日本人が多いのに驚き、
「藍の説」に書いたことから、広まった言葉です。

日本には、6世紀頃中国から伝わり、藍色の染料を採る為に、
広く栽培され、特に江戸時代に阿波で発達しました。

ナンバンコマツナギは、インドアイに似た植物で、原産地は、
中南米説があり、インドアイ以上のインディゴ成分を、
含有するため、スペイン人が熱帯各地へ移植したという説がある。
日本へは、大正初めに台湾に入ったものが、八重山諸島にも伝わり、
竹富島、小浜島で栽培されています。

ハマタイセイは、ヨーロッパで栽培されているアブラナ科の植物。
アイ植物の中でも、特に寒さに強く、寒冷地での栽培が多く、
日本では、近縁種のタイセイを、アイヌ民族が用いていました。
また、中央アジアにも近縁種があり、中央アジアが原産地で、
東西へ広がったのではと、考えられています。

リュウキュウアイは、キツネノマゴ科の植物で、沖縄で
栽培されてきたアイ。琉球では日本のスクモ(藍玉)とは違う、
泥藍という泥状の染料で染色に用いていました。
泥藍は、インドアイと同じ沈殿法で作りますが、琉球では、
乾燥の工程を行わなかったそうです。

ソメモノカズラは、キョウチクトウ科の植物で、沖縄やタイなど、
東南アジアを中心に、生息している葉からインディカンを採っています。

ヤマアイは、トウダイグサ科の多年草で、日本最古の染料植物です。
東アジア各地に自生していて、アイと称するものの、
インディカンが含まれず、青色に染める事は出来ないため、
摺り染めにより、緑色に染める事が出来ます。今では研究により、
地下茎を乾燥させると、青くなることに成功しています。
     
  • 別名 キアイ  コマツナギ

  • 特色 藍染

  • 科  マメ科

  • 原産 インド北部

  • 花期 8~10月

 


タデアイ

いかがでしたか?
花の楽しみ方は色々ありますね。
珍しい花の名前がわからないと、探しようがありません。
珍しい花は情報がないと、わかりにくいです。

日本の藍の作り方は、すくも法(藍玉)と呼ばれ、ヨーロッパの
藍もウォードという植物から、似た方法で行われていました。

沖縄やインドでは、沈殿法という方法で、藍が作られ、
沈殿法は、藍の植物を水につけ、その成分を水に抽出し、
その水が発酵するのに伴って、インジカンが水に溶け出てくると、
インドキシルに分解され、さらに空気を送り込むことで、
酸化させてインディゴ(藍色)を作り、出来たインディゴは、
濾過して分離され、沈殿させて取り出される。

これを、インド藍の場合は乾燥させ固め、沖縄の場合は、
泥藍(水分を含んだ泥状)で出荷されます。

中国の後漢時代には、藍実(らんじつ)が記されています。
藍実はアイ、中国の蓼藍(りょうらん)の果実のことです。
昔の中国では、人民が衣服を染めることを、堅く禁止されていて、
監督されている草、から「藍」と書かれるようになったそうです。

インドアイの花を見たはのは、復帰後、数年後に石垣島で、
染色家から、教えていただきました。



「シマサンゴアナナス」珍しい花!一度は見なくちゃ!

2017年11月18日 | 珍しい花
「シマサンゴアナナス」観葉植物では人気が高い価値ある植物!ブラジル原産!



シマサンゴアナナスの花は、花は100個以上がついて、
サンゴ玉のように見えて、3~4日でしぼんでしまいますが、
苞(ほう)は約100日以上、色づいたままで楽しめます。

シマサンゴアナナスは、シマサンゴパイナップルで、
葉っぱに横筋の模様が入るから、シマサンゴアナナスの名前に。
本名(学名)はエクメア・ファスキアタ。
エクメアは、ギリシャ語の「とがった」、ファスキアタは
「横縞の」という意味だそうです。 

エクメアという言葉も出てきます。パイナップル科エクメア属
の総称で、同じ植物が、呼び方が変わって迷わされます。

観葉植物として長い期間、苞(ほう)や萼(がく)が色づいて、
葉っぱの色や形の変化も、楽しむことが出来ます。
エクメアの中では、園芸的に一番人気が高いようです。



アナナス類には、45属2000種を含む、パイナップル科の植物が、
分布しています。ピトカイルニアの1種が、西アフリカのギニアに、
分布する以外は、すべて熱帯アメリカに分布しています。

アナナス類には、地面に生える種類のアナナス、ディッキア、
ピトカイルニア、プヤなどがありますが、多くの種類は、
樹の上に着生して育ちます。
また、
エクメア、グズマニア、クリプタンサス、ネオレゲリア、
フリーセア、チランドシアの各属には、
観賞価値の高い種類が多いです。

日本には1845年に、オランダ人により持ち込まれました。
今では、沖縄や小笠原で栽培されています。

アナナス類には、一度開花したら、その株は開花しないそうです。
ひと株には、1回しか花が咲きません 。
開花後に出る吸枝(根本などの脇から出る芽)を使って、
株分けして繁殖させますが、シマサンゴアナナスは吸枝が少なく、
主に実生(みしょう)で繁殖させます。
数年後に新しい花芽が、期待できるようです 。
     
  • 別名 

  • 特色 観葉植物

  • 科  パイナップル科

  • 原産 ブラジル

  • 花期 5~9月

 



いかがでしたか?
花の楽しみ方は色々ありますね。
珍しい花の名前がわからないと、探しようがありません。
珍しい花は情報がないと、わかりにくいです。

シマサンゴアナナスが、観葉植物とは知りませんでした。
また、アナナスはフランス語、パイナップルは英語。
パイナップルがアナナスなんて、知りませんでした。
それで違う植物だと、ばっか思ってました。

もう50年近く前に、植物園で撮影したシマサンゴアナナス。
きれいで珍しかったです。その後、どこで見たか忘れました。
次に、いつ、どこで、巡り合えるか、なかなか巡りあえません。
探し方も、ヘタなのでしょう。


「アロカシア」珍しい花!一度は見なくちゃ!

2017年11月18日 | 珍しい花
「アロカシア」クワズイモというように有毒で食べられず観葉植物!熱帯アジア原産!



アロカシアは、別名クワズイモで、
里芋のような芋は、食用には適していません。
葉が大きくて美しく、観葉植物として、親しまれています。
沖縄などは、あちこちに自生してます。

増やすには、株分けや挿し木にすれば、どんどん増やせます。
ただし、切り口から出てくる樹液で、皮膚に触るとカブレます。
ゴム手袋を着けてから、作業しましょう。

外見が似ているサトイモやハスイモの茎(芋茎)と、
間違えて誤食し、中毒する事故がしばしば発生しています。
沖縄などでは、牧場などに茂っていても、
ウシやヤギが、食べるこがありません。



アロカシアは、アジアの熱帯を中心に、約70種類が分布する
多年草で、日本にも沖縄など南西諸島に3種が自生します。

サトイモの花は、なかなか咲きませんから、見られません。
花を見るのが難しい花です。
アロカシアは、サトイモ科ですから、花が咲きます。
仏炎苞の花が綺麗かどうかは、個人差があると思います。
しかし、珍しい肉穂花序(にくすいかじょ)の花です。

また「属」で言うと、サトイモ属ではないという意味があり、
サトイモ属とは、非常に似ていますが、
花の構造などから、はっきりと区別されているそうです。

草丈や株サイズの割に、葉っぱが非常に大きいのが特徴です。
葉の形はハート型、盾型、矢じり型などがあり、
色や模様も、種によって様々です。
寒さに弱いものが多く、特に耐寒性に劣り、扱いずらいです。

根茎(イモ)をもちます。根茎は地中にできるものもあれば、
地表に露出するものもあります。

観葉植物に栽培されているものは、葉っぱが緑の種類で、
沖縄や小笠原諸島にも自生する、大型のアロカシア・オドラや、
小型のアロカシア・ククラタです。
インドのアロカシア・マクロリゾスは、寒さに弱い種類です。
     
  • 別名 クワズイモ

  • 特色 有毒植物

  • 科  サトイモ科

  • 原産 熱帯アジア

  • 花期 4~8月

 



いかがでしたか?
花の楽しみ方は色々ありますね。
珍しい花の名前がわからないと、探しようがありません。
珍しい花は情報がないと、わかりにくいです。

アロカシアのクワズイモは、何十種類もあり、
観葉植物として、日本に入ってきてるのは数種類。
その中で、緑色の葉っぱが、比較的寒さにも強いから、
好まれているようです。

しかし、葉っぱに模様が入った、アロカシアの葉っぱは、
奇抜というか、独特の模様が目立ちます。
植物の中には、いろいろあり不思議です。

また、花は、ミズバショウやザゼンソウに似ている、
花色が違う仏炎苞(萼)の花です。
ミズバショウやザゼンソウもサトイモ科ですから、
似ているのでしょう。

写真のアロカシアの葉っぱを、一度見ると、
忘れられない植物になると思います。


「アアソウカイ」珍しい花!一度は見なくちゃ!

2017年11月18日 | 珍しい花
「アアソウカイ」大木でも花を見たことがない!マダガスカル原産!



アアソウカイとか、キソウテンガイとか、ジャックと豆の木だとか、
他にもありますが、ビックリするような名前が植物にあって、
驚かされると同時に笑がこぼれてきます。

アアソウカイは、いくつかの植物園で見かけますが、
咲いてるのを見たことがありません。
キソウテンガイは、咲いてるのを写真で見ましたから、
咲いてる時期に、写しに行こうと思ってます。

ジャックと豆の木は、岡山市の半田山植物園で、4~5年前に、
日本で初めて咲きましたが、情報を知ったときは、
すでに咲き終わっていました。オーストラリア原産で、
20年とか、30年に一度しか咲きません。

花も通年で咲いてくれれば、いいですが、時期があります。
一年に1回咲いても、写しそこねます。
また、南国の植物も木が植わってますが、
花を見たことがありません。
係りの人に聞いてみますが、咲きませんと返ってくる。

植物園に行って、知らない花を偶然に見るのを、
楽しみに出かけてます。



アアソウカイは漢字で書くと「亜阿相界」になり、
漢字を見るのと発音とでは、違和感が出てきます。

アジア(亜細亜)とアフリカ(阿弗利加)の境界の、
マダガスカルに生える樹という意味で、
小説家でサボテン研究家の龍胆寺雄が、命名したそうです。

プルメリアのような、きれいな白い花が咲くそうですが、
マダガスカルに行かないと、見られないかもしれません。
パキポジウム属の植物は、10種以上あり、
マダガスカルやアフリカ南部に自生しています。

高さ7~8mの、鋭い3本セットのトゲが、幹の周りにある高木で、
各地の温室で見られますが、花の開花情報は、まだ見ないです。
「とちぎ花センター」
「川口市立グリーンセンター」
「板橋区立熱帯環境植物館」
「名古屋市立東山動植物園」
「京都府立植物園」
「大阪府咲くやこの花館」
「大阪府立花の文化園」
「熊本市動植物園」
他にもあるかもしれません。

鉢植えにしたパキポジウム属の幼樹が、
パキポジウム・ゲアイ(アアソウカイ)
パキポジウム・プレビカウレ(エビスワライ)
パキポジウム・ラメレイ
パキポジウム・デンシフォルム
など園芸店で多肉植物として、流通しています。
     
  • 別名 パキポディウム・ゲアイ

  • 特色 

  • 科  キョウチクトウ科

  • 原産 マダガスカル

  • 花期 月

 




いかがでしたか?
花の楽しみ方は色々ありますね。
珍しい花の名前がわからないと、探しようがありません。
珍しい花は情報がないと、わかりにくいです。

アアソウカイって言う名前を見て、笑いそうになりますが、
木は鋭いトゲで、抱きつことなど出来ません。

世界の花を移植しても、移植したからといって、
花が咲くものでは、ありません。
それでも日本で初めて咲いた三大聖樹のインドボダイジュ、サラノキや
ジャックと豆の木などがありますから、
植物園の存在は、ありがたいです。感謝しきれません。

さらに、手入れや管理も大変だと思います。
各地の植物園で、ボランティアの人たちを見ますが、
植物への愛情と熱心さに、感謝しなければとも思ってます。
そのお陰で、手入れの行き届いた園内を散策出来ます。