明日がはじまるとき

事業仕分け 議論の向こうに明日がある

ご無沙汰しておりまして

2011-04-23 | 猫な日々

ブログが停滞しています。
3/11以来、震災担当として週末の出勤が続いたため、ちょっとお疲れ気味でした。
しかしブログの背景がいつまでも桜の絵ではいけないと、重い腰を上げました

じつはうちの市でも大震災の避難者の方が多くいらしてます。
市の対策本部には避難者対策、物資、ボランティアなどの担当があり、私は総合調整チ-ムのリーダーになっています。

総合調整は、避難者の方から
幼稚園に行きたい子どもがいれば、行ってA幼稚園を案内し、
家財道具がほしい人がいれば、行って箪笥や冷蔵庫などを手配し、
短期でもできる仕事を求める人がいれば、行って臨時職員の調整をし、
安価な住居を求める人がいれば、行って無償提供された大家さんを紹介する・・

ファシリテーターといえば聞こえは良いのですが、要するに右から聞いたことを左へつなぐ、調整・仲介・苦情処理・威圧的な指示・・・なんでもありです。

しかし、多数の司令塔による矛盾する提案や錯綜する情報も多く、そのたびに説明し、説得し、こちらのやりかたを理解してもらうことは大変です。

こんな毎日ですが、最近、考えさせられてしまうことが多いです。
(問題になりそうなものもあるので、抽象的な表現ですが)

現行法ではできないことが多く、平時の際には役立っていた法令や規制も、このような災害の前には無力どころか障害にもなっています。

また、いくつか目にする地方自治体の支援が(正義の行動でも)、内容によっては問題になるケースもあると思うのですが、やらなければ非人道的と言われるかもしれないし、実施すれば住民からその正当性を指摘される可能性もあります。

それでも、現行では法適用外のことでも、正義感に突き動かされ、同胞を救いたいという思いからの行動は、世論が納得し動き出せば、法さえも変える力になるのかもしれません。

想定外の惨事、だからこそ対応も既存のしくみにとらわれず、思い切った発想の転換を打ち出すことが必要なのかもしれません。

   
 ジョリーさん、そこは洗面所のボウル 

  
 歯磨きのコップに水を入れたら

 


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