明日がはじまるとき

事業仕分け 議論の向こうに明日がある

仕分けの意図の伝えかた

2010-10-21 | 事業仕分け
事業仕分けは、結果だけではなく
議論のプロセスを見てください、と
アナウンスしています。
 





しかし、「不要」という結果だけを捉え、
議論のプロセスを見ないで、批判をされた
こともあります。
…国の仕分けでも、そのような批判を受けました。
 


また、議論することに慣れていない場合、
事業内容について指摘したことにもかかわらず
説明した職員個人への批判と思われてしまいがちで、
行政側の市民や傍聴者から、
思わぬ苦情を受けることがあります。
 

しかも、今やブログやツイッターなど様々な手段を介して
一般国民がジャーナリストになれる状況です。
(もちろん、日本において、という制限つき。
自称でもかまわないし、国家資格があるわけでもありません。
明確な定義がない「ジャーナリスト」です。)
 

「不要」という結果が独り歩きし

議論のプロセスが欠落した発信がされる
ことが危惧されます。

このような事態を回避するためにも

仕分け人の意図がきちんと伝わるよう
評価区分を細分化するとか
すべて市民判定人方式にするとか
色々考えられます。
 

ガバナンスの質が向上し
市民が幸せをより感じるような
議論をするためにも
 

考える時期がきていると思います。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「不要」というカテゴリが誤解の基では? (ほそだけんいち)
2010-10-21 07:07:46
おはようございます。本件一連のやりとりを興味深く拝見しています。結論から申し上げれば 「不要」という結論の名称が誤解の基ではないかと思います。
仕分けはあくまでも行政の関与が必要か否か、必要であるとするとそれはどこがやるべきか を判断する仕組みであると理解しています。
本件については「行政の関与は『不要』」(ただし、事業そのものは必要なものもある)という結論がとりあえず出た ということで、事業そのものについての社会的有用性までは否定していない ということでしょう。
この点に誤解があり、結論の2文字に引っ張られて感情的な議論になっていると感じます。
『不要』というカテゴリはやめて 『行政の関与は不要』という形に変更すべきだと思います。
無責任なコメントで申し訳ないですが、一言。
返信する
カテゴリ「不要」  (ksmrsmk)
2010-10-22 00:03:21
ご指摘の点は、地方自治体だけでなく、国の仕分けの際にも、構想日本仕分けチームや民間有識者で議論されました。代替案として、
「いったん休止しゼロから見直す」とか
「このままなら廃止」等。
しかし、結局このまま使うことにしました。

『行政の関与は不要』というのは民間実施と混同しやすいとも思います。

不要のインパクトの強さはありますが、
だからこそ使うというのも、
創設期からの私たちの思いでした。

しかし、環境の変化に対応していくことも大事。
熟慮が必要だと思っています。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。