明日がはじまるとき

事業仕分け 議論の向こうに明日がある

那珂市事業仕分けに行ってきました

2012-09-30 | 猫な日々

9/29(土)は那珂市の事業仕分けでした。
いろいろな面で、良かったです。私の中では今年のベスト5に入るかも

FBで、帰りの車中の宴会をご覧になった方がいるかもしれませんが、それくらい仕分け人のみなさんも充実していたのだと思います。(宴会指定管理者・イシイ氏の八面六臂の活躍のおかげもあります。)

眼力の強いタナカ氏が手にしているのは、イシイ氏(隣席)調達の焼鳥

まず、開会式での市長の発言が素晴らしかったんです。職員が用意した原稿を棒読みする方が多い中にあって、ご自身の言葉で思いを語っていただきました

市長は市会議員の時に、久喜市や草加市などの事業仕分けを傍聴され、これが行財政改革に有効なツールだと確信されたそうです。その後、何度も議会で提案されたそうですが、取り合ってもらえずにいました。昨年、市長選に立候補、みごと当選され、公約の1つであった事業仕分けを「5年越しで実施することができました」との言葉には、長年仕分けをやってきた私にとっては、まさに感動!でした

また、職員のみなさん、特に行財政改革推進室のみなさんの事前の準備取り組み姿勢が素晴らしかったです。阿見町や四街道市で行われた事業仕分けに、バスを仕立てて見学に行き、さらに、1事業30分程度の模擬仕分けも行ったそうです。
私は事前研修の際、いつもお願いするのですが、「たとえ10分でもよいから模擬仕分けをやってほしい。みんなで目的や成果指標を確認して欲しい」ということです。実践してくれたのは、那珂市が初めてかもしれません

さらに、副市長は、すべての事業を各担当からヒアリングし、ご自分なりの課題などを持ったうえで傍聴していただきました

このような市長・副市長の態度や職員の対応が相まって、仕分けでは深い議論ができました。
説明は、背景や必要性ばかり話す傾向にある中で、那珂市のみなさんは、自己評価や課題まできちんと言及していただけました。
事業概要シートや資料なども要点を掴んでいました。仕分け人全員が構想日本メンバーだったので、ドリブルもパス回しもシュートも、スムースだった事も要因だとは思いますが、いきなり本質論に入れたのは良かったと思います。

ここでの動画を、これからの事前研修で使おうか、という意見もあったくらいで、初めての実施で、こんなに完成度が高い事業仕分けは久しぶりです。
これも、みなさまのご努力のおかげ、と感謝した1日でした

事業仕分けの詳細は、次回に報告します。


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