BLOG 思い遥か

日々新たなり/日本語学2020

語の出自

2021-11-11 | 日本語学21

語種は出自によるとは、いかにも国語的印象である。出自が、出どころという、本籍、本貫を思わせるからである。それでは何か良い呼称はないかと、学術語の解説で言えば、借用語を使うと言ったりする。そうすると、外来語に対する在来語、また固有日本語という区別も出てくる。考えてみると、日本語は文法の分析にも借用があったのだから、文法、語彙とその出自には漢語を置くべきかもしれない、ということは、厳密なことではない、被征服言語でもない、日本語は倭の言葉であるとする記録からすれば、そこに発音されていた言語である。
語種を語彙における分類基準の一つとして、日本語固有語彙と漢語借用語彙とに分けるのも一案である。上代歌謡に、万葉歌の文芸を見ても日本語は音声言語としての発生である。
さて借用関係にある語とはどのよう受け入れ方をしたのであるか。


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