日本語教育音声指導のポイント
https://core.ac.uk/download/pdf/143642273.pdf
日本語教育における音声指導
SpeechSoundinTeachingForeignLanguages
2004年 3月31日 浦上典江 FumieUragami
>表情以上に音声は心を表す と言える。例えば,非英語話者が英語で相手の心が分かる,又は非 日本語話者が 日本語で相手の心が分かる為に最も重要 なことと言えば,音声 と文化理解であろう。
1 日本語の発音はやさしいという思い込み
2音韻組織が単純である
3文字の多さ
3 (ママ)聴覚型 (耳型)より視覚型 (目型)
scream (きゃあきゃあ悲鳴をあげる,ぎゃあぎゃあ泣 く)
glitter (ぴかぴか光る,きらきら輝 く)
glare (ギラギラ光る)
cough (こんこん咳をする)
roll (ころころ転がる,ぐるぐる転がる)
cackle (け らけ ら笑う)
4 日本語の倹約性
「東京,行 く」
「ううん,行かない。」
「じゃ,やめようかな」
音声教育の重要性 と方法
それぞれの音素と異音の発声練習を
1.生の教師の口元をよく観察させる。図を書いても良い。
2.具体的な顔と体の動作をともなってリズミカルに練習させる。かなりオーバーに練習 した方がよい。
教材は次の順序が効果的である。
1,50音-
2,挨拶-
3,単語-
4, 日常会話 (単文、-複文)-
5,詩 ・歌-
6,標語-
7,speach・essay
特に、指導順序は筆者自身の学習体験を振り返ると母語、第二言語ともにこの順序で相応にして学習していることに気がついた。しかし、何時も沿うのではなく自己の指導経験を積み重ね日々向上心を持って試行錯誤し、学習者の実態に合わせて指導を考えることも指導者の役割だと感じた。