交通事故と闘う

私の父は交通事故に遭い、脳に障害を負いました。加害者は謝罪せず、損保の対応は二転三転..。その「闘い」を綴っています。

夏が過ぎ、また転院

2005-09-02 02:36:23 | 交通事故と闘う
筆無精が災いし、気がつけばちょうど1ヶ月。あまりに更新しないため、いつも私がblogを拝読させて頂いているけいすけさんからも、心配のコメントが寄られておりました。私と違い、氏の更新のマメさには、常々頭が下がる思いです。m(_ _)m

さて、8月中旬からお盆の帰省も兼ねて実家に戻ったものの、父は微熱が続き、母も私もピリピリしておりました。
父はまともな会話が出来るわけではありませんし、また微熱のせいもあってか、付き添っていて特段すること、出来ることはありません。只々、「目を配る」ということしか出来ない、でもそれが、父が「安全な1日」を送るために大切なことなのです。

今回、私が付添を引き受けて、母を終日休ませることが出来た日が、たった1日だけありました。昨年3月に父が輪禍に倒れて以来、母が丸一日身体を休めることができたのは、今回を含め1週間とありません。

「1日たりとも心の安まる日が無かった」
これが嘘偽り無い、母の気持ちだと思います。土日も祝日もなく、まともな意思疎通も出来ない父(夫)の介護をすることは、それは壮絶なことですし、簡単に真似できることではないと思います。あまり自分の親を誉めるものではないかも知れませんが、本当にそう思います。

そうこうしているうちに、血栓症の緊急手術のために転院していた病院から、元いた総合病院へ戻ることになりました。
戻ってから、今日で約1週間になりますが、ここしばらくは母も疲れているのか、父の様子を伝える電話もありませんし、こちらが掛けても留守電のことが多い日々です。
事故の書類はどんどん増える一方で、片付く書類は一つもない。この状況がいつまで続くのかと考えると、「父の介護」と、そのために必要な「事故の処理」という、先の見えない2つの闘いに、つい現実から目を逸らしたくなる昨今です。

当初、このblogを立ち上げたとき、私の中にはいろんな思いがありました。
「交通事故の厳しい、そして悲しい現実を知って欲しい」とか、「私の思いの丈を吐き出す場が欲しい」とか、「父が生き、そして闘った証を誰かに伝えたい」とか...。ですが、思いを整理しまとめようと頭を捻れば捻るほど、blogから遠ざかってしまう自分がそこにあるような気がします。「分かってもらいやすい文面で」とか、「より見やすい体裁で」と考えるほど、こねくり回しすぎて、自分でも訳が分からなくなる(なった)ことが多々です。

マメに更新していた時では、1日で40~50人の方が見て下さっていたこともあり、ついつい力が入っていってしまったのですが、これからは「ありのまま」の父を、そして私の「ありのまま」を書きつらねていきたいと考えています。
お見苦しい文章を多々載せることになると思いますが、ご容赦頂ければ幸いです...。


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1 コメント

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是非そうされてください (けいすけ)
2005-09-02 10:44:13
TBありがとうございました。「交通事故と闘う」さんまで倒れたのではなかったのがせめてもですが、介護は本当に大変だと思います。小学校高学年で交通事故で重度の脳機能障害を負った息子さんを20年以上介護されている方とお話したことがあります。生活の本当に基本的なことができない息子をつい殴ってしまう、そんな自分がたまらなくイヤになるという、その繰り返しだとの壮絶なお話に、こういう実態をもっともっと僕たちは知らねばならないと思いました。ブログ記事の方針転換、書かれる方も辛いでしょうが、是非是非お願いします。

応援方々、明日からは交通事故関係の記事を3日連続でアップします(実は明日から出張なので、アップだけで済むように、もう用意してあるのです)。明日は各政党が、交通事故のこういう実態に対して何を考えているのかの、アンケートの情報です。出張中はTBなどを打てるほどネットにアクセスできないので、お知り合いに広めていただけましたら幸いです。
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