人は精神から老いていく。 ねえ、何歳から老人というんだろう。新しいシニアを目指して素敵に老いる力を

新しいシニアを目指して素敵に老いる。高齢社会というけれど、高齢者が何を考えているかわかりますか?老いる力と幸せを考える

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2021-02-27 12:45:00 | 高齢文化 高齢者の学び シニアライフ

雑感29

虎落笛

これは何と読むのだろう?



「もがりぶえ」と読む。
 

冬、海岸の竹垣などが烈風に高く鳴るのを虎落笛(もがりぶえ)という。

私の住んでいる所では、寒さの厳しい冬に電線がゆられて何とも恐ろしく不気味に風を切る音がする。あれも虎落笛の一種だろうか。


「虎落笛 吾が晩年の 叫びかも」

         (森中克子)



「ふとさめし夜の深さに虎落笛 」
          (清崎敏郎)


「わが月日妻にはさむし虎落笛 」
          (加藤楸邨)


ひどく寂しい人生の晩年のような気がする。




雑感30 


*毎日酒を飲む人を連日飲酒者と呼ぶ。

*連日飲酒者を、1~2合飲酒者、3~4合飲酒者、5合以上飲酒者と分けて考える。

*1~2合飲酒はOK。

*3~4合飲酒者は、10年以上経つと内科医や神経内科医の厄介になる。

*5合以上飲酒者は、早晩(早ければ1年以内に、多くは数年から10年後に)精神科医の厄介になる可能性が大である。

*3合以上の飲酒者は、日本人全体では成人の5%、成人男子の8%に相当する。(昭和60年推定。)

いったい現在では、どのくらいにふくれ上がっているのだろうか。

*1日3合以上の清酒を10年以上毎日続けて飲んでいる人を、慢性多量飲酒者と呼ぶ。

*このうち、3人に1人は、飲酒以外の原因を考えたのでは説明できない神経系統の故障を持っている。

*連日5合以上の飲酒者は、その2倍の頻度(3人に2人)でアルコール性神経障害を起こしている。

*驚くべきは、この人たち(3~4合飲酒者)のほとんどは、依存症には陥っていないし、過去に依存症状態のための入院歴も一部しかいない。

*この人たちの大部分は社会の一線で枢要な地位にあって活動している中年男性である。

*その大半は、診察を受けて初めて、自分がアルコールの害におかされていることに気づく。

*大脳前頭葉や小脳の萎縮。
*アルコール依存。
*神経障害。
*脂肪肝、肝炎、肝硬変。
*膵炎、慢性膵炎。
*心筋症、不整脈。
*胎児性アルコール症候群(胎児の脳、身体、運動能力、顔つき、内臓、生殖器、皮膚等への影響)

 「酒と健康」(高須俊明、岩波新書)に、そういうことが書いてある。

過ぎたるは、及ばざるが如し。酒も仕事も人生も。




雑感31


以前、認知症サポーター研修に参加したとき、講師が、「毎日3合以上酒を飲む人は、ほぼ100%近くの者が認知症になる」という発言をしていたことを思い出す。

その時も、ぞっとしたことをよく覚えている。




雑感32 


ジャズに興味がある人にはお薦め
「ジャズと生きる」(穐吉敏子、1996.10 岩波書店 少し古い本だけど)

龝吉 敏子は、ニューヨーク在住の日本人ジャズピアニスト91歳


これは勇気をもらえる書である。

「シックス・レモンズ、コージー・カルテットの時代」から「実現した渡米の夢」の場面は、若い頃の私自身の苦渋や希望を思い起こさせるようで、私にとっては、白眉の章である。

 


雑感33
ルイアームストロング
「この素晴らしき世界」


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