●快適な船移動
汗だくになりながら船乗り場に到着した。
出発まで2時間ぐらいあるけども、すでに案内は開始されている。
白いジャケットを着たボーイさんにチケットを見せ、中に入る。そして上まではエスカレーターで上がるという豪華な仕組み。
僕は安くあげるため、客室ではなくデッキを選んでいた。デッキにずっといるわけではなく、もちろん中にいてもいい。
なので冷房が効いている中に入り、ソファーがある一角に座った。
ソファーもフカフカで「一番安いクラスでこんなのでいいのか?」と疑問に思ってしまうほどだ。
一番安いクラスでこの様子、もっと高いと凄いのだろう。ちなみにこのフェリーはサントリーニとどこかの島に寄ってピレウス(アテネ)へ向かう。
パソコンを使って日記の下書きを打とうと思ったが、サントリーニ島の予習とボーッとしているだけですぐに寝てしまった。
結構自分も長く寝ており、起きたときには日付を越えていた。サントリーニ島には深夜25時に到着する。
そしてサントリーニ島に到着、予想通り多くの人が出口へ向かう。
フェリーと陸を渡す橋が降りる。外を見ると灯りがまだたくさんある。
これらは全て旅行代理店などのものだ。港のすぐ前には崖があるので、住宅はない。
横を見ると乗り場があるのだが、たくさんの人がフェリーを待っていた。
まずはホテルを探すため旅行代理店へ向かう。どう移動できるかわからなかったので、ホテルを予約していなかったのだ。
旅行代理店の中に入り、「今日1泊出来るところはありますか?」と聞くと、少し調べた結果「Full!」と言われた。
ポカーン・・・
これは野宿か、まあベンチはあったし何とか出来るだろう。と思いつつ、スタッフに「まずは中で待っておけ」と言われたので、ソファーに座った。
待っていると見覚えがある人が、パムッカレで同室であった韓国人2人組が並んでいたのだ。
少し見ていると、こちらを見て「おー!」と驚くような顔をした。
こんなところで会うとは思っていなかったので、お互いどこ旅してきたかを話す。やっぱり同じようなルートであった。
彼らはサントリーニに3,4泊するようで、ゆっくりするようだ。彼らもホテルを探すようだが、「僕は“full”と言われた」というと不安なような顔をし、スタッフの元へ向かった。
そしたら彼らは何とか宿が見つかったらしい、シングルはなくてもダブル/ツインはあるようだ。
「それはよかった」といい、お互い「いい旅を!」と健闘し合い分かれた。
とりあえず僕は言われた通り、待つ。最悪この旅行代理店が朝まで開いているなら「ここで寝ればいいかな」何て思ったりしていた。
そして、バックパックに寄り添う形でいつの間にか寝ていた・・・。
よかったらクリックお願いします。