Going a Traveling ~一人旅~

野球・旅好きの学生がおくるブログ

【ギリシャ No.10】8/18 メテオラ修道院巡り

2011-08-18 12:00:00 | ギリシャ

●21歳以下はお断り


ワタナベさんはこの日出発だ。


その前にシングルルームへ自分は引っ越し。まさか予定していた部屋が使われており、受付の女性も「分からない」。

ということで、昨日相手してくれたマダムに連絡し、違う部屋を手配してもらった。マダムの声、怖かったな・・・。


違う部屋はダブルルームであるもの、値段はシングルと同じでいいとのこと。少しラッキー。



部屋へ荷物を移し、バッグを持ち外へ出る。



目の前の交差点まで行き、ワタナベさんと別れる。1日だけではあったが、長く一緒にいたように感じた。




その後、レンタカーが出来るところを探す。


近くの店に入り、「レンタカーを借りたい」との旨を伝え、免許証を見せるも、僕は19歳。


基本レンタカーは21歳以上ではないと貸してくれないので、却下。これは原付もそうであった。


どこの店でもそうみたいで、意外とギリシャはきちんとしているらしい。



仕方ないので、インフォメーションに行き、メテオラの地図とバスの時刻表を貰い、バス停へ向かった。



バスは一番上にある修道院、メガロ・メテオロン修道院へと向かう。


なのでここから他の修道院へは下っていけばいい。バスは観光バスであった。運賃は後で車掌に払うらしい。



期待を膨らましたところで、バスは出発した。



●メガロ・メテオロン修道院


バスは山道を登っていく。窓からは奇岩がうかがえる。






途中で車掌が回ってきて、1人1人から料金を徴収していくのだが、僕は払わないで済んでしまった。



それは僕が結構後ろのほうに座っており、窓側であったので、隣に人が座っていた。

しかしその座っている人の周りは家族か何かで一気に6,7人分払っていたのである。そのため、おそらく車掌は僕がその家族の一部であると思ったらしく、払う前に行ってしまった。


ちなみにその家族は欧米系であり、僕とは全く似ていない。



20分ほど乗り、修道院へ着いた。







この修道院はメテオラで一番大きい。しかし料金は修道院一律2ユーロ。なので大きいところから行くのは自然とそうなる。



バス停に着くと目の前に修道院が見えるのだが、ここへは一旦階段を下り、再び階段を上がることになる。

なのでかなりキツい、特に年齢が高い人はかなり疲れるだろう。現におばあちゃん達はすぐ休んでいた。若いときに行ったほうがいい。




修道院であるので、所々写真NGなところはある。例えばミサとかをする礼拝堂の中。色々あるので、写真okのところを載せる。

たまたまだろうか、僕が行ったときはそういう規則を守っている人がほとんどであった。欧米人でも修道院には逆らえないのか。



また僕はこういう知識があまりない。誰が誰だか分からないし、キリスト多すぎてもう。

中の写真は基本ダメということで、そういうのは紹介しません。



ぶらぶら歩いていたら、展望台に着いた。


見よ!この眼下に広がるカランバカの街並み!






中々凄い。久々にこういう景色を見れたような気がするけど。



何枚写真を撮ろうが、結果は同じだ。早々と引き返す。







こういうキリスト、どこにでもいる。この旅で一番見た人はキリストであろう。お前には飽きてしまったよ。







キリストの前に、こじんまりとした教会?みたいなのがあった。鐘と花壇が凄いマッチしている。こういうところで結婚式を挙げられれば、思い出に残るだろう。



ツアー客も結構入ってきたこともあり、引き上げることにした。



●ヴァルラーム修道院



この修道院は少し下ったところにある。

当然車もバイクもない私は歩くことになる。


厳しい日射しの中、横目で車を見つつ、下っていく。







陸の孤島と化しているヴァルラーム修道院。


ここへは大きな岩壁のところを歩いていく。ここも階段が多く、厳しい。



特に撮る写真もない。というのも写真NGなところがあるからだ。






十字架が目立つ。


ここからは眺めも良い。外からもこの十字架を見ることができる。


僕が出るとき中国人ツアー客が入れ替えに入っていった。早く入っておいてよかったと感じる瞬間だ。



●ルサヌー修道院


坂道を下るので、まだマシだ。登りだと厳しい。






歩いているときでも奇岩を見れる。修道院ではなく、こういう景色を見るのもいい。



30分以上歩いただろうか、ようやくルサヌー修道院に着いた。






ここも階段が多い。とりわけ多い。僕の足はかなり重い。途中休憩を挟みつつ、登っていく。とても辛いんだ。






ここは入口まで行った。しかし2ユーロ、撮影禁止ということを受け、入らず階段を下った。


もう修道院の中を見ても何も思わないだろう。


ここからは修道院を外に見つつ、宿へ戻ることを決めた。全て歩きだ。



上がってきた道とは違う、登り道を使い、上の道路へ出た。



●国道を歩く


道路には観光バスが多く止まっている。

彼らは入口近くまでバスで行き、そして移動もバス。とても楽だ。なのでお年寄りも大丈夫である。涼しいし。


お金を払ってでもツアーのほうがいいかもしれない。特に夏はそうだ。皆楽しそうにしている。


僕は地獄の中だ。昨日のワタナベさんが言ってたように徒歩は辛い。






自由旅行の利点は好きなところで写真を撮れることだ。しかしこういう奇岩もたくさん見ている。感動も薄れつつあった。






右に小さく人が見える。ここからだと目の前に奇岩がどーんと広がるので、いい撮影スポットだ。


僕はそれをこの時知った。観光バスが多く止まっていることが目印になったのだ。意外とこういう時に役立つのである。


欧米人に混ざり、先端へ向かうが、カメラの充電がヤバイこと。それにビビりもあり、真ん中で引き返した。


それにしても欧米人はチャレンジがある。よくギリギリまで行けると感心だ。



国道を歩く。通り過ぎるのは車だけ。


しかしちょくちょく見ていた、アメリカ人の男性が横を通り過ぎていくとき、


「こんにちは、がんばっていきましょう!」



と日本語で言ってきた。



これには不意を打たれた、まずいきなり日本語であったこと。そして僕が日本人であることを分かったこと。


「こちらこそ!」


とよくわからない返答になってしまったが、気分がいいものだ。彼のほうが歩くスピードは早い。差はついていく。



途中、また彼と話す機会があった。



それはアギア・トリアダ修道院とアギオス・ステファノス修道院へ別れる道である。



彼も修道院を周っているのだが、アギア・トリアダ修道院は休みであるということを伝えてきた。


日本語が上手い、ということを言うと、日本に少し住んでいたことがあったそうだ。



なのである程度は分かるという。お互い旅の途中であるということであるが、「また会いましょう」という挨拶を交わし、別れた。



まさか外国の方と日本語で会話するとは思わなかったが、いい時間を共有した。



僕はカランバカへ戻るトレッキングコースへと向かった。



●トレッキングコース





アギア・トリアダ修道院とカランバカの街並み。日本にはない光景であるので、新鮮である。



トレッキングコースへ、坂を下っていく途中、外国人からは「修道院はお休みよ!」と声をかけられる。

その度に「いやトレッキングコースへ行くんだ!」と言うと、驚いた顔をされた。そんなに珍しいのか。







まさにトレッキングコースだ。しかし9割が下り道、まだ楽である。


それに足場が悪いところもあまりない。人が通るところなので、まだ整備されている。



降りていく途中、登ってくる人と会う。だいたいが家族連れだ。よくやるな、と逆に感心だ。


日本と同じように挨拶をする。すると皆同じ質問をする。「上までどれくらい?」。


下りで30分かかるのだ、登りなら倍だ。それに険しいところもある。



「1時間ぐらい」というと、参ったような顔をしていた。安くて早くて楽なバスを勧めたい。






カメラを出したくないほど疲れた。
この景色を見ても、何も思わなくなっている。


途中座れる岩場があったら水分補給をしていた。2リットルの水を持っていったが、残り少なくなっていた。
一応カランバカまでもつように、1回分残した。



ようやく家が見えてくるところまで降りてきた。だいたい1時間、登りなら2時間以上かかるのではないだろうか。






オリーブ畑が横へ広がっていた。こういう道を歩くのは実にヨーロッパらしいし、僕もこの光景を求めていた。



近くにレトロなフォルクスワーゲンが止まっていた。






何かこの光景と凄くマッチしていたのだ。



ここからは舗装された道を歩く。住宅街であったが、勘を頼りに歩いていったら、宿の近くに着いた。


無論、宿へ戻ってすぐに飲んだ飲み物はファンタである。こういう時に飲む炭酸、格別だ。




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