●バスターミナルまでの移動が大変
皆が寝る中部屋を出た。
タカさんはすでに帰っていたが、寝ていた。静かに部屋を出る。一言皆に「お別れの一言」を言いたかったが、それはできなかった。
下へ降り、隣のバーで無料の朝食をいただく。果物と野菜、トーストをいただく。とにかく昼飯を抜かしてもいいようにした。
カードをフロントに返し、バスターミナルへ出発。
今回使うターミナルは“ターミナルＡ”と呼ばれる「キフィスウ・ターミナル」である。
そこまで向かうバスが走る、オモニア広場までメトロで向かった。
オモニア広場、治安が悪いと言われる地域である。また朝であるため、人通りも多いものではない。
・・・確かにそうだ。何か独特な雰囲気がある。そしてギリシャ人より移民系の人を多く見る。
少し警戒しつつも、バス停を探すが、イマイチ分からない。
なので、人に聞こう！
教会前で掃除をしていた、お姉さんに聞く。お姉さんはよく分からなかったのか、おばさんを呼んできて、一緒に歩き方を見る。
「キフィスウ」と連呼、「バスを使う」ということを分かってくれたらしく、道を教えてくれた。
その道順通りにいくと、51番のバス発見。ちょうど停まっていたのでよかった。
これに乗り込む。もちろん運転手に確認はした。
安心してスタート、僕の他に1人バックパックを持った人がいた。
●たらいまわし
パトラへ向かうバスのチケット売り場を探す。
パトラ行きは30分に1本あるペースなので、少し遅れても大丈夫だと思っていた。
まず最初に向かったところは、路線バスのチケット売り場で「ここではない」と追い返される。
とにかく1つ1つ当たっていくが、どこも「ここではない」と言われる。
しまいには「あっちだ」と言われて行ったところも違うなど、散々だ。
そしてようやく大きなところへ行くと、そこにチケット売り場があった。
学割は効かないようだ。ギリシャは使えたり使えなかったりとよく分からない。
チケットを買い、乗り場を教えてもらう。
すでにバスは到着していた。
大型バスでパトラへ向かう。
●バス移動
窓側であったので、ゆっくり寝ることができた。
パトラまでは4時間、短い移動である。
ギリシャの風景を見ながらパトラへ向かう。
パトラへは休憩なし、1回どこかの停留所に止まるだけで、ノンストップだ。
高速をずっと眺める。
どんな車に抜かれたり、ハーレー軍団を見たり。
前に追い抜かれた車を、追い抜いた時は「おー」っと思ったものだ。
そんなかんなでパトラに到着した。
ここからまた右往左往のことがあったのだが・・・。
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