●久々の食事
ラリッサ駅横にあるカフェで朝食を取ることにした。
とにかく物を腹の中に入れたかった。
パイとヨーグルト、オレンジジュースで6ユーロ。少し割高な感じがするが、フェリーが散々であったのと、夕食を取ってないこともあり、これぐらい豪華にした。
久々の食事。何時間ぶりの食事だろうか。
ペロリと平らげてしまった。ヨーグルトは意外と量があったので、それもよかった。オレンジジュースも濃厚でおいしかったし。
ゆっくりと食事を済ませ、ホームへ向かう。電車が入線するところであった。
●初の鉄道移動
この旅で初の鉄道移動。今まではバスかフェリーであったのだが、久々な感じがしない。
インターシティ、まあ早い電車である。
シートもゆったり。しかし自分は進行方向とは逆であった。それはいいのだが、窓が落書きで汚されていて、景色を見るのも少し乗り出さないといけない。
上手く撮ったつもりだが、カメラがはっきり写ってしまった。
しかし、トルコとは違い、なんだか“ヨーロッパ”な風景を見ることができ、「おー、ヨーロッパに来たな」と実感もあった。
電車には売店もあり、そこに行った。水は街で売ってる価格と同じであったので、購入。実は車内で飲む水を切らしていたのだ。
隣の座席には誰も座らなかったので、ゆっくりとした時間を過ごす。寝たり、歩き方読んだり。
ようやく終点カランバカに到着。案の定1時間ほど遅れての到着だった。
●日本人との出会い
電車を出るとき、後ろから肩を叩かれた。
目の前には見覚えがある方が、「覚えてますか?」と聞かれた。
そうだ、パムッカレで少しだけ会った人だ。僕がパムッカレに着いたとき、彼はそこを出ていった。そこだけではあるが、出会った人は覚えている。
「パムッカレで・・・」と言うと、「そうです」という返答が。
彼もバックパッカーであった。まずは一緒に動く。
まずは国鉄の写真を撮る。
駅に改札もクソもないので、そのまま外へ。
目の前にはメテオラの奇岩が広がっていた。
ここに対する期待も高まる。
まずはこの方と自己紹介など、形式的なことをする。そして行く予定の宿も重なったので、一緒に行くことに。
彼は東京理科大の人で、僕の大学と近かった。目と鼻の先にあるキャンパスではなく、少し歩いたところにあるキャンパスではあったが、近いところにある。
名前はワタナベさん、僕が大学1年というと皆と同じような反応をしていた。
もう少しで帰国の途につくようである。この後、テッサロニキへ行き、イスタンブールへの夜行バスへ乗るようだ。
宿に着いたが、空室は多い。2人部屋を取るが、ワタナベさんは1泊、自分は2泊する予定なので、明日のシングルも頼んでおいた。
歩き方にのってる宿にしたのだが、部屋も綺麗で、テレビもある。おまけにエアコンも。中々だ。
一応、荷物を置いてゆっくりした後、昼食を食べに行くことにした。
●中々いいタベルナ
宿の近くにあるテラスがついたタベルナに入ることにした。
物価の高い島々を経験した後だからか、とても値段が安く感じられた。
スブラキが6ユーロ、自分からすればとても安い。
他の店が、シエスタで休みの中やってくれているのはありがたい。隣も料理屋であるのだが、この店は中々良心的であるので、夕飯もここにすることを決めた。
ワタナベさんはムサカというラザニアみたいなものを食べていた。
少しいただいたので、代わりに肉の塊をあげる。ムサカは少しならいいが、1人前は要らないように感じられた。
しかし、スブラキも中々な量だ。
この店ではデザートのサービスも受けてしまった。スイカ、みずみずしくて美味しかった。トルコもそうだが、ここら辺のフルーツはとてもみずみずしくて美味しい。
僕は2日あるので、明日メテオラに行くことにした。
ワタナベさんは今日しかないので、今日メテオラへ行くそうだ。
なのでレンタルバイクを探すため、ワタナベさんは探しにいった。僕は休むため宿へと戻った。
よかったらクリックお願いします。