●宿探しで再び
ラリッサ駅から地下鉄に乗り込む。
お目当ての宿はアクロポリスの近くにあるのだが、これはカランバカでワタナベさんに教えてもらったところである。
「中々いい」という情報を聞き、カランバカで1泊の予約をしていた。
Athens Backpackers
アクロポリスから比較的近い。
歩き方にも書いてあるので、わざわざ場所を確認しなくてもいい。
駅から降り、宿へ向かう。
すぐに見つかり、中へ入る。
スタッフは欧米系の男女2人。ものすごーく愛想がよく、雰囲気がいい感じであった。
「予約をしたんですけど」
と伝え、調べてもらう。
そしたら、僕はここの場所ではなく、違う場所であると言われた。
???
と思っていると、ホステルとアパートメントでは建物が違うということである。
それらは隣同士ではなく、徒歩5分ぐらい歩いたところにあるそうだ。
スタッフにそこまでの行き方が書かれた地図を貰い、アパートメントへ向かった。
●優しいアメリカ人
何とかたどりついたが、道路からじゃ一目では分からない。
しかし、スポーツバーが隣接してあったり、フロントのインテリアがフロントぽくないというのは好感を持てる。
フロントで予約した旨を伝える。
相手はブロンドの欧米系女性。パスポートを見て、日本人だと分かると、「私の兄が京都に住んでるわよ!」と喜んだ口調で言った。
ここはアパートを完全に借り切っており、部屋がアパートである。寝床はドミトリーではあるのだが、自分の部屋でいるような宿なのだ。
お姉さんからカードを貰う。朝食はそのままで良いらしい。使い方を教わり、部屋へ向かった。
部屋に入ると、目の前にアフリカ系アメリカンの男性がいた。
「ハーイ!」
と相手方の男性が言うので、応える。
お互い自己紹介をしたのだが、名前を失念してしまった。アメリカに住む教師の方であるのだが、風貌が教師には見えない。
なんかカリビアンみたいな陽気な容姿をしている。
夏休みだからバカンスで旅をしているという。
部屋にはキッチンの他に冷蔵庫やテレビ、ソファなど日常で使うものはほとんどある。お皿や包丁もだ。
ドミの場所は自由なので、コンセントに近い下を確保した。
少しアンソニー(仮)と話す。
今までの行動やこれからの予定など。しかし僕の拙い英語力では伝えるのも限界がある。
しかし彼は言葉を引き出してくれたり、ちゃんと聞いてくれるなどして、嬉しかった。
僕はこの日しかアテネにはいれないので、観光に出ることに。とは言っても、アクロポリスだけであるが。
そのことをアンソニー(仮)に伝え、出かけた。
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