工房 遊 通信

新作紹介や日々の暮らしの中で考えた事、等々。
徒然なるままに記していきます。

共音

2006-06-22 | 今日のひとりごと
天竜二俣にある壬生ホールにジャズのコンサートを聴きに行ってきました。
名産の木材を豊富に使ったいい響きのホールという事を友人から聞いていたので楽しみにしていました。
期待に違わずなかなか良い響きのホールでした。聞いた「テッド・ローセンタール・ピアノ・トリオ」というトリオのジャズがあまりハードでなく、クラシック音楽をテーマとしたジャズもありホールの響きに合っていたと思いました。

しかし、やはり生の音は良いです・・・・・。

以前にもブログに書きましたが、再生音楽ばかり楽しんでいる耳にはなんともやさしく響きます。
音を楽しむと書いて「音楽」であればどんな方法でも楽しめればよいのでしょうが、やはり演奏家との一期一会を体験できるライヴは、なんどでも同じ音を再生できる再生音楽とは似て非なるものがあります。

遙か昔に専攻していた民俗学で「共食」なる言葉がありました。共に食する事により一つになりえる。という意味の言葉ですが、まさに音楽においては「共音」とでも言うべき音楽の共通体験が重要でもあり楽しみでもあります。

これからも機会を見つけて「共音」に励むといたしましょう。

モデル犬発見

2006-06-20 | 今日のひとりごと
富士宮のKさんの所に遊びに行ってきました。
妻のヒツジ友達とでも申しましょうか、何かと趣味が共通する素敵なお友達です。

今日の1枚はKさんのお宅の「idgie」嬢。
「フライド グリーントマト」という映画の主人公の名前から名付けられたそうです。
クリクリした目の女の子(11歳なのですがまだまだ女の子といった雰囲気)です。
愛されていることが一目でわかるフレンドリーなかわいい子です。

我が家の「すみれ」もそうなのですが、きっといままで一度も人間に裏切られた事が無く、信頼しきっている、そんな目をしています。

いままで何度もペットたちの写真を撮ってきましたが、ベスト3にも入るくらいモデルとしての才能がありそうです。目線ポーズも完璧です。
持って生まれた才能でしょうか?

「イジーさん。ありがとう。モデルお疲れさまでした。」

秋野不矩 美術館

2006-06-18 | 今日のひとりごと
天竜二俣にある「秋野不矩 美術館」に行って来ました。
大好きな美術館でいままで何度も行っていますが、毎回新鮮な印象を受けます。

まず建物です。美術館というとコンクリートの四角な建物を想像しがちですがこの美術館はちょっと違います。
駐車場に車を停めて、小高い丘の上をみるとそこに藤森照信氏の設計による美術館が自然の中にとけ込むように建っています。
秋野不矩さんが設計にも参加されたというやさしさに溢れた建物です。壁は漆喰、屋根は板葺き無造作に削られた太い柱に支えられた素晴らしい建物です。
天竜の特産である木をふんだんに使って堂々と建っています。

中に入ってもふと懐かしさを覚えるような太い柱と漆喰の壁に構成された空間が続きます。
メインの展示スペースは床全体が大理石で作られており、秋野さんの絵が普通の美術館よりもやや低い位置に展示されています。50歳を過ぎてからその魅力に取り憑かれたというインドの風景が不思議な空間の中で圧倒的な迫力で観る人を迎えてくれます。大理石の床にしばし座り込みその迫力に浸ります。まさに至福の時です。

ここであまり多くを語るより是非一度訪ねてみて下さい。
友人が来ると必ず案内します。私たち二人が大好きな場所だからです。


梅雨

2006-06-16 | 今日のひとりごと
ついに梅雨入りしました。
今年はなんとか空梅雨になってくれないかと念じていたのですが・・・。
やはり梅雨は梅雨でした。

今日の1枚はあまりにも梅雨らしい空に感動しての1枚です。

浜松においしい塩ラーメンの店があると聞いて移動中に撮りました。
雨の日の移動はやはり車になってしまいます。ピュアなバイク乗りには怒られそうですが、新米バイク乗りとしてはカンベンといったところです。
さてさて塩ラーメンは噂に違わずなかなかの味でした。
そのラーメン屋さんはメニューが塩ラーメンしかなく車が駐車場に入ってくると麺をゆで始め席につくとすぐ食べられるようなシステムだそうです。
さすがに1〜2分は待ちましたがそれでもアッという間にラーメンが出てきました。

塩ラーメンファンとしてはこれで3軒の店を近所で開拓したことになります。
何度か失敗もありましたが今日のような出逢いがあると失敗したことも帳消しになります。

今週末は浜松で合唱祭りがあります。帰りに最近話題になっている「浜松餃子」にチャレンジするつもりです。素晴らしい出逢いがありますように。

偶然出逢った「まいりました」

2006-06-12 | 今日のひとりごと
友人の個展に焼津に行って来ました。
・・・しかしなんと私の勘違いで個展は昨日まででした。ショックのまま昼食に予定していた、宇津ノ谷という山里にある手打ち蕎麦屋に行きました。
・・・しかしなんと定休日!ショックが重なり近くの丸子宿に行く宛もなくフラフラと車を走らせました。

そこでなんと素敵なデンマーク家具のお店に出逢いました。
お店の方と色々話をする内に共通の知り合いが3人も・・・・。

古い民家を改築したショウルームは素敵な音楽に溢れていました。見るとファンなら決して見逃せないオーディオ機械がズラリ。しかもその全てが素晴らしい音で音楽を奏でています。
でしゃばらず、それでいてしっかりとその存在感をアッピールしている様はまさに「まいりました」
半世紀以上昔の機械達がそれぞれの年月で熟成してきた音を緩やかに表現している空間にしばし時を忘れました。

思い通りにスタート出来なかった1日が、思いもかけなかった素敵な出会いで終わりました。
これだから人生はおもしろいのでしょう。

もう少し歩いてあの角を曲がったら、もしかしたら・・・・。
とにかくそこまで歩いて行くことが出会える為の最低必要条件なのを痛感した1日でした。

忘却とは・・・

2006-06-11 | 今日のひとりごと
やっと熱も下がって現役復帰を果たしたのに・・・この雨です。
梅雨とあきらめなければならないのですが。
オモチャで遊びたいのにままなりません。

雨の降る前に散歩に行った時の1枚です。

しろつめくさ と 田圃のコントラストがなんとも可愛かったのでモデルさんにお願いして1枚撮ってみました。

このところの2年は色々な嫌な事がありすぎて、今この過ぎた2年を思い起こして何があったのか皆目覚えていません。たしかに2年という時間は過ぎたのは間違いないのですが、さて日常何をしていたかになると思い出せません。

「人間は忘れる事が出来るから生きていける」
こんな言葉をどこかで聴いた覚えがあります。
人間どっこい強いぞ・・・。といったところでしょうか?

こんな写真が撮れるようになったのも2年の時間が経ったありがたさです。

マイペース

2006-06-09 | 今日の作品
静岡市の西にある宇津ノ谷に父と山歩きに行って来ました。

今日の1枚は峠にあった竹林での写真です。
ネット検索によると「宇津ノ谷峠越えの最も古い道が蔦の細道。平安時代から官道として多くの人が往来した古道で、『伊勢物語』の中で主人公の在原業平が「駿河なる宇津の山辺のうつつにも夢にも人に逢わぬなりけり」と詠んだことから、「蔦の細道」と呼ばれるようになった。文人あこがれの峠越えの道でもあったのである。現在ではその古道が復元されハイキングコースとなっている。峠の直下には立場茶屋のあった宇津ノ谷の集落が往時のまま残る。」
ということだそうです。
穏やかな天気にも助けられてとてもよい山歩きでした。父は今年で86歳になりますが山歩きの現役で頑張っています。

実はブログのアップが少し空いてしまったのは、このあと持病が出てしまい6日間ほど寝込んでしまったせいです。これといった症状はないのですが微熱が続くやっかいな物と友達になってしまっているのです。

山歩きと同じでやはり無闇なペースアップや休憩は禁物なのでしょう。
なんとなく耳が痛く感じてしまいます。
最近手に入れた「オモチャ」のこともありますし・・・・。

「マイペース」ってなかなか難しい事です。マイペースがどんなペースなのかがまずわかりませんから・・・・・。

三倉小学校

2006-06-03 | 今日のひとりごと
今日はとある小学校の校門の前での1枚の写真をアップします。

校門の名前に注目願います。「森町立三倉小学校」

自宅から北に向かっておよそ40分ほど走ると「三倉」という場所に着きます。
三倉家はこの三倉の出身だそうです。もちろんもう何代も前のことですが。
「三倉」という地名の由来は徳川家康が戦に敗れてこの地まで逃げてきた時に倉に隠してもらい一命をとりとめ・・・。家康はこの恩義に報いて「三倉」という名を与えた・・・・。ということらしいのですが・・・・。

さらに写真に写っている三倉小学校は先祖が住んでいた屋敷の跡地に建てられたらしいのです。

三倉に来るといつもなんだか懐かしい気持ちになるのがとても不思議です。
もしかしたらDNAの中にわずかな記憶が残っているのでしょうか?