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暮 楽 花 人 の 風

  ★暮らし・花とハーブと手作りを楽しむ★手作り工房「暮楽花人の風」のスタッフがお届けします。

ルリユールおじさん

2007-10-03 07:20:39 | ドライフラワー
          手仕事・職人・そして未来について 


手作りについて考えていたら、いくつかの出会いが重なって、色々気づかされる事がありました。


ひとつ目は、旅番組で紹介されていた清水寺の舞台。

修学旅行以来何度か訪れている清水寺の舞台の下を、初めて見ました。

本堂を支えていると思っていた柱は、舞台の下から貫かれていて、樹齢300年とも400年とも言われていました。

そしてそれを維持管理している宮大工のみなさんは、その知識と技術で

風雨にさらされる舞台を守っているだけでなく、ケヤキの植林をしていました。

300年後、400年後の職人が使えるようなケヤキを今、植え始めているのです。


そんな番組を見た後、いつもの散歩コースとは違う川沿いを歩いていたら、

松の赤ちゃんを見つけました。

         

酒匂川沿いの松は、二宮金次郎が植えたものとして有名ですが、ここでもまた、

未来を考えた植樹が行われていました。



そして今日のタイトル、ルリユールおじさんは、絵本のタイトルです。

ルリユールとは、製本・装丁など、本に関わる全てを一人で行えるフランスの職人さん。

壊れてしまった大切な植物図鑑を、ルリユールのおじさんに直してもらう少女と、

そのおじさんの物語。




丁寧に思いをこめて作ることの大切さ。

未来を考えながら今を生きることの大切さ。

そんなことを教えてもらいました。

それが文化というものなのかな。