

1年半ほど前に、息子の合格祈願をした東京・湯島天神に、お礼参りに行きました。



ちょうど、サライ前号が「東京下町そぞろ歩き」特集だったので、


お礼参りを無事に終え、さあ昼食は何を食べましょうか?
いろいろ迷いましたが、この日はうだるような暑さ

そうだ


湯島駅から

浅草駅は「ここは日本?」というくらい外国人だらけです。
インフォメーションの70歳ぐらいのおじさんも、流暢な英語を披露していました。カッコイイ

本で見た、うなぎや


「あそこは混んでるかもよ」と一言。
それなら、「おじさんのお勧めは?」と尋ね、いざという時のお店も教えていただきました。




頑なに昔ながらの風景を守っている、とても小さいお店でした。
【予約で満席】と張り紙がしてありましたが、「だめですよね~」と覗き見。

もちろん駄目でした。

次は、さっき教えていただいた切り札「やっこ」へと向かいます。

こちらのうなぎは、甘さ控えめ、後味さっぱりとした美味しさでした。



浅草仲見世に行く途中、絞りのハギレがあったので目を留めていると、
店主の方が出てきて、「暑いから、その入れ物ごと持って、店の中の涼しいところで選びな」と
江戸っ子らしい一言。
店内は版画などを扱っている、趣味のいい本物の店という感じ。
ふと傍らを見ると、持参したのと同じサライのページが開かれていました。
私も記事を読んで、印象に残っていた浮世絵の摺師、長尾直太郎氏のページです。
そう、ここは直太郎じいさん(店主が愛情を込めてそう呼んでいました)の作品が
置いてあるお店だったのです。


店主に伺うと、いろいろな作品を紹介してくれました。
直太郎じいさんの浮世絵版画は、どれも色が鮮やかで、すばらしいものでした。
私も、この出会いの記念にと思い、葛飾北斎の猫の版画を購入しました。
もちろん直太郎じいさんの摺ったものです。
浅草は、元気なおじさんが印象に残る楽しい街でした。
















