実は、リッキーは頭の良い子だった。そう考えると全ての謎が解ける。銀の星が一つだけだったのも、頭の悪いフリをしているだけだったのかもしれない。
(ネタバレ妄想注意)
スコットランド。難聴だったフランキーの一家が引越しを続け、港町の小さな小学校に転校する。障害児としてではなく普通の子として扱ってほしいと願う母親の希望通り、普通学級で勉強することになった9歳半のフランキー。隣の席はリッキーという男の子だ。この子がまたいつも大声を出す問題児なのだが、フランキーと仲良くなると、全てを理解したのだろうか、心を完全に通わせた。彼は“deaf”という綴りも知らなかったのだが、フランキーの部屋の地図でACCRAという船の存在を知ってからは、港にその船が入航する日も把握するほど賢かったのだ。
リッキーはフランキーと「ACCRA号に乗った父親彼の前に現れるかどうか」の賭けをするのですが、これはフランキーの母親が代理の父親を探してくるかどうかを賭けたものであって、実際に驚きの表情が感じられなかったところから、完全な出来レースだったと想像できます。こうなってくると、大切なカードの束というのも本当は大切ではなかったとわかります。何しろサッカーという激しいスポーツをするときでもポケットに入れてるくらいですし、二度目の賭けのときには「リッキーの母親を再婚させよう」とか「女の子とダンスを踊らせよう」という、フランキー思いの優しく大人びた行動に出たくらいです。
ひょっとすると、リッキーはストレンジャーの正体が誰なのかも知っていたのかもしれません。真実を全てフランキーに教えてあげていたのかもしれません。実は全てを把握しているキューピッドだったのかもしれません。そう考えると、フランキーがいつのまにか真実を知ったという謎が一気に氷解するのです!そして、その時期は、ストレンジャーからもらった「チャンピオンの石」を水平に投げているシーンのあたりが最も怪しいと推理できますね。
そんな妄想はさておいて、この港町、悪い人間がほとんど登場しません。小さな港町のためか、みんな温かいのです。唯一の難点は、母親の強いエゴを感じてしまった点ですが、手紙を書き続けてくれた愛情をフランキーが理解し、母と息子の絆をより強いものにする展開のおかげで全て許してしまえる映画になりました。最も感動的なシーンはラストよりもジェラルド・バトラーのところでしたけど・・・
★★★★・
(ネタバレ妄想注意)
スコットランド。難聴だったフランキーの一家が引越しを続け、港町の小さな小学校に転校する。障害児としてではなく普通の子として扱ってほしいと願う母親の希望通り、普通学級で勉強することになった9歳半のフランキー。隣の席はリッキーという男の子だ。この子がまたいつも大声を出す問題児なのだが、フランキーと仲良くなると、全てを理解したのだろうか、心を完全に通わせた。彼は“deaf”という綴りも知らなかったのだが、フランキーの部屋の地図でACCRAという船の存在を知ってからは、港にその船が入航する日も把握するほど賢かったのだ。
リッキーはフランキーと「ACCRA号に乗った父親彼の前に現れるかどうか」の賭けをするのですが、これはフランキーの母親が代理の父親を探してくるかどうかを賭けたものであって、実際に驚きの表情が感じられなかったところから、完全な出来レースだったと想像できます。こうなってくると、大切なカードの束というのも本当は大切ではなかったとわかります。何しろサッカーという激しいスポーツをするときでもポケットに入れてるくらいですし、二度目の賭けのときには「リッキーの母親を再婚させよう」とか「女の子とダンスを踊らせよう」という、フランキー思いの優しく大人びた行動に出たくらいです。
ひょっとすると、リッキーはストレンジャーの正体が誰なのかも知っていたのかもしれません。真実を全てフランキーに教えてあげていたのかもしれません。実は全てを把握しているキューピッドだったのかもしれません。そう考えると、フランキーがいつのまにか真実を知ったという謎が一気に氷解するのです!そして、その時期は、ストレンジャーからもらった「チャンピオンの石」を水平に投げているシーンのあたりが最も怪しいと推理できますね。
そんな妄想はさておいて、この港町、悪い人間がほとんど登場しません。小さな港町のためか、みんな温かいのです。唯一の難点は、母親の強いエゴを感じてしまった点ですが、手紙を書き続けてくれた愛情をフランキーが理解し、母と息子の絆をより強いものにする展開のおかげで全て許してしまえる映画になりました。最も感動的なシーンはラストよりもジェラルド・バトラーのところでしたけど・・・
★★★★・
確かに辻褄合っちゃいますね(^^;
悪い登場人物がでないからか、途中だれてしまいました。
母親のエゴですが、私もどうかなー?と思いました。
でもね、母の立場で言わせて頂くと、「あり」なんですよね。
子供を守るためなら何だってやるのが分かる気がします。
それにしても、石投げが急に上手くなっていたぞ(笑)
子供のためだったらきっと何でもする。
世界中を敵に回したとしても…
嘘をつくのはいけない事だけれど、
優しい嘘はぜ~んぶ許せちゃう、私です。
悪いと言えば夫のDVだけ。
それも過去のことだし、義姉がちょっと可哀想に思えてきました。
実は、リッキーじゃなくて、おばあちゃんということも考えていたのですが、それだと当たり前すぎて面白くないし・・・実は耳が聴こえていたなんて書いたら非難轟々だろうし(笑)
>ミチ様
そうですかぁ。
やはり子を持つ母親の意見は、子供がいない男の意見とは違ってくるところですね~~とても参考になります。
女性監督だけあって、かなり女性向けに作られたのかもしれませんね。
>mimia様
どうもありがとうございます。
そっか、やはり母親としてのご意見、ありがとうございます。
やさしい嘘といえば、フランキーのもそうなのでしょうか。
母の行動に、是非はあるかもしれませんが、私は120%シンパシーを感じました。冷静になれば、無理な事をいつまでも続けるのは、それこそ無理ですが、母親は子宮でモノ考えますからね・・・。
フランキーのまっすぐな目にオバサンは感動でした。
確かにキューピットなのかも。。。
フランキーもリッキーもカワイイ子でした。
ジェラルドがステキで、エミリーもかわいかったなぁ。
悪い人が出て来ないから、ほのぼのいい映画でした。
やはり俺が男の立場から見てしまうせいなのでしょうか、夫の暴力はひどいものだったと思うのですが、義姉の気持ちを踏みにじっているような気がしたのです。
どこまで嘘をつき続ければいいのか、夫の危篤状態を目の当たりにして、もうちょっと心の葛藤があってもよかったかなぁ・・・
フランキーの目は好きです♪
>cocoa様
なぜだかリッキーが素敵でした。
大声を出す癖のある子が、いい子になったんですもん。
フランキーに会うと、悪い人も皆いい人に変わっていったのかもしれませんね。
それとフィッシュ&チップス…しばらく食べたくなってました…ってまた食べ物コメントになって恥ずかしい…
何しろドアの外で踊っていた姿が一番
好きです・・♪
最初の友達ですし・・笑
とても、良い作品でした。TBさせていただきました。
これ、自分はフランキーがもう随分前から
母親が手紙を書いてるって知ってたのでは?
と考えてしまいました(笑)ちょっと
考え過ぎだと思いましたけど^^
「フランキーは何処の段階で、ストレンジャーが父じゃないと知ってたのか?」
「ストレンジャーとフランキーは映画で出てこない時間に何を話していたのか?」
「ストレンジャーは船乗りじゃなくてほんとは何してる?」
「実際の父親は昔何をしでかしたのか?」
って凡庸な映画だったら全部説明しちゃうような所を全く省いて、観客に判断を委ねる
ような映画で面白いと思いました。
謎を解明しちゃいたい!って要素もあるんですよね^^