八文字掛けと棒〆の日・・・・
朝起きたらなんとベランダに雪の積もっとります。
こらしっかり腹ごしらえして行かんと寒かろう
昨日ミポリンからの差し入れの朝食ばしっかり食べていざ出陣です。
篠栗の町に入った頃から何やら景色の変わってきました。
作業場に先に到着しとう藏田匠のサニトラももう雪が積もり始めてます。
午前中の作業はおいしゃんと頭（かしら）、藏田匠、ハカイダー、美山山大工それに
新人のヒヨカタ見習い西方寺前町の大音君です。
それに口だけ棟梁に美鈴姉御です。
遅れてわざわざ大阪から上杉ヒヨカタもやってきました。
藏田匠と頭（かしら）が番線巻いてます。
こちら新人の大音君、スキーウエアで武装してして来てます。
他のメンバーも完全武装です。
こちらは杉壁組、ハカイダーと美山山大工のいつものペアです。
八文字掛け始まりました。
空模様はこげな感じ・・音も無く静かな雪景色です。
右端がおいしゃんです。
一時して窓開けて見たら・・・・・
綿雪が深深と積もっております。
シャッター開けて見たら・・・・・
サニトラに積もった雪でプチ雪だるまです。
雪だるまやら何十年ぶりかいな？
だんだん帰れるか心配になってきました。
八文字掛けが終わったらふくや工場（ハクハク）まで運んで棒〆せななりません。
大音君は昔スキー場で働いた経験のあるけんて雪かきはじめました。
棒〆ロープの積込みです。おいしゃんも今日は毛糸の帽子で寒さ対策してます。
手なれたメンバーやけん昼前には八文字掛け終えて
蛇の目の崇から差し入れの巻きずし（恵方巻？）と稲荷寿司に
美鈴姉御が作った味噌汁でお昼ご飯・・・・
いなり寿司が冷とうして歯が痛くなります。
ばってん美味しゅう頂きました。崇ありがとう。
今日は人力でトラックに積み込みふくや工場へ移動です。
絶対みられん景色です。雪景色バックに山台・・
道行くドライバーも「今頃山笠？」て思うて見よったことでしょうね。
したら山から下りて下界に来たら雪やら降っとらんですもん。
ばってんハクハクの方が吹きっさらしでこっちの方が寒かった。
時折小雪の舞う中の棒〆はじまりました。
午後からは平井ヒヨカタも合流してます。
ポーズとる藏田匠、見送りの棒〆担当です。
ふくやさんからも手伝いの応援が出て来てくれてます。
こちらは男締め専門の緒方緑地建設ハカイダーです。
こげな感じで季節外れの棒〆の風景です。
しかし寒かったです、芯から冷えました。
休憩時間に頂いた暑いお茶と明太焼餅が美味しかったです。
帰りついて即風呂入ってやっと温まりましたやね。
古ノ一50年誌とは別に「八文字組10年誌」作ってこの前代未聞の
雪の中の八文字掛けば記録しとかなやら思うたおいしゃんでした。
※八文字組とは山台作りの技術ば後世に残そうと流の垣根ば越えて集まった
山大工（ヒヨカタ）の技術集団です。
