こめはなやの四季

農家のお菓子とごはん「こめはなや」
農作業や料理、人との出会いなど心に残ったことを綴ります。

モートンイトトンボ

2010-06-17 19:47:39 | 風景・自然
 6月のいまごろの除草の時期に、いつも羽化して楽しませてくれるモートンイトトンボです。

 大きさはこれで2センチあるかどうかという、繊細で虹色のグラディエーションが蛍光色に輝いて見える美しいトンボ。今年も会えてうれしい。

 この写真は成熟したオスで、メスが全体がきれいな薄い緑いろ。未熟な羽化したての物はオレンジ色をしています。

 このトンボは幼虫で冬を越すのだそうです。なので乾燥する田んぼは苦手。湿った畔際で冬越しするといいます。こんな小さなトンボの幼虫ならば、本当にちいさなものでしょう。

 これから7月初めに羽化するアカネ類といい、水をいれると出てくるドジョウといい。どれだけの生き物が田んぼでじっと水が入って稲が植えられるのを待っているのでしょうか。

 やっぱり、やっぱり。ことしも会えて良かった。嬉しかったよ。また来年も会おうね。


除草機を押しました。

2010-06-17 19:45:42 | 農作業



 田植からまだ2週間とは思えないくらいに、初期成長が良好です。苗が良かったのと、6月に入ってからの田植で、気温が上がったせいだと思われます。心配した生有機物の湧きも、なんなくクリアできたようです。微生物などの眼に見えない生き物が増えて、少々の事は処理してくれる豊かさな土になってきたのかもしれません。

 山のゆっこちゃん担当の田んぼは、3週目に入ってもりもり成長してきました。こちらは縦横の除草がすんだのですが、広いほうは2連の30センチ幅の除草機だけ押してあったため、今日は木製の横押し除草機を押しました。





 東北の建具屋さんが作ったものなのだそうです。稲作専業農家の小川さんから譲ってもらいました。もともとは5連だったのですが、足を置く場所に悩むこと多く、一本切ってしまいました。

 パタパタ、からからと、快調に進んでくれます。ちゃんとあるべき場所に苗が植えられていれば、の話ですけど。

 稲の生長がよさそうなので、雑草はありますがまあ、負ける事はない様子。縦横一回ずつの除草機押しで、今年の除草はおしまいにしようかな。ああ、ありがたや。