私のランナー履歴書 ４ 「ランナー創成期編（１） 10kmを“完走”も 30kmで見事なるブービーメーカー！！」

８kmをボロボロになりながらのほろ苦デビュー戦であったもののようやく「ランナー」としての第一歩を歩み出した私。
この後は本格的にレースへと参加をし始めて行くのですが…。

今回からは「ランナー創成期」について何回かに分けて振り返っていきたいと思います。

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多摩川堤健康マラソン（８km）でデビュー戦を終えた私には、ある変化が起きていました！
デビュー戦では８kmという距離で半分歩くという散々たる結果だったのですが、レースで「歩かずに完走したい！」という思いが強くなったのです。

そのチャンスは秋に巡ってきました！
当時、川崎市民（在住・在勤者）限定で開催されていた「川崎市民マラソン」（現在の川崎国際多摩川マラソンの前身大会）の案内が目に止まったのです！
「これは出るしかない！」と思い立ち今回は自ら10kmの部にエントリー！！

デビュー戦の時は正直、練習で気合いが入っていた訳でもなかったのですが（笑）、今回は「目標」ができたことで練習にも力が入るようになりました。

そして迎えた11月のデビュー第２戦、川崎市民マラソン。
何度も何度も歩きたい誘惑に駆られながらも必死に粘って歩かずの「完走」を達成したのでした！！
といってもタイムは51分と決して速いとはいえないものでしたが…（笑）

余談ですがこの大会後には会社総務からの原稿依頼もあり社内の広報誌に完走記を投稿。
会社内（職場以外）でも私が走っていることが少しずつ認識されるようになりました。

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さて、この川崎市民マラソンには職場の先輩や同期も何名か出場していたのですが…。
その中の一人（前回とは別の人、この方は川崎市民の10kmがデビュー戦だった）から

「次は30kmを走ってみない？」

と悪魔のようなお誘いが！！！

たかだか10kmを初めて走りきって高揚感に惹かれていた私、

「30kmも走れちゃうかも〜♪」

と翌1993年１月の「新春マラソン」（川崎）の30kmに無謀なるエントリーをしたのでした！！！（笑）

当時、普段の練習でせいぜい４kmしか走ってない私がいきなり30kmレースという無謀なエントリーには当然ながら散々たる結果が待っていたことは想像に難しくないですね！！

先程の先輩（ちなみに女性）には途中で「がんばってね〜♪」と涼しい顔で抜かれて、20kmからはもはや誰もいない河川敷を歩き通し、３時間半以上かかってようやく空き空きのグランドにゴール、見事に最下位「ブービーメーカー」となったのでした！！！（笑）

デビュー戦以上の大撃沈劇にほんと、

「（運動音痴な）自分はマラソンでも全く素質ないな…」

と確信したのでした！（笑）
（続く）


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