議論とは複数の意見を戦わすことです。
激しく議論をして、やっと結論に達したとします。
しかし、その結論もまた、「もうひとつの意見」に過ぎないのです。
古い考えが捨てられて、
頭の中に新たな考えがあらわれるだけのことです。
ブッダは、「議論で最終的な真理に達することは不可能」と説かれました。
それどころか、議論を起こす「意見の対立」は、
夫婦喧嘩から戦争まであらゆる争いの根源だと警告されたのです。
私たちは議論の限界と、
その高いリスクをよく理解しなければなりません。
※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ