すべての人間の苦しみも悲しみも、あらゆる問題は、
「私)という実態がつくりだしています。
その実態は、「私の家族」「私の会社)「私の国」と拡大されて、
他との対立、あつれきをもたらします。
「私」という実態があらわれるたび、人はわがままになって、
物事がみえなくなって、かたくなになってゆくのです。
ほんとうは、「私」は、流れる川のようなもので、
生きるという「流れ」に過ぎないのです。
「私」という実態は、流れる川を止まっていると認識するような、錯覚です。
※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ