妄想が退くと幸福があらわれる

仏教の修行とは、極端に言えば「妄想をやめること」です。
「過去に生きるなかれ」という実践です。

ルームランナーを走っても、マラソンに参加したことにはなりません。
マラソンで最下位になっても、参加して走ったほうがカッコいいのです。

過去をさまようのではなく、いまに気づきながら、現在に生きることです。
そうすれば、困ったり悩んだりすることにはなりません。

「いまを生きる」ならば、その瞬間から、人は幸福になっているのです。

 

※ブッダの教え一日一和(今を生きる366の智慧)ヨリ