大晦日

年の瀬も押し詰まって大晦日を迎えたが、一年があっという間に過ぎて行く。

この一年いろんな山に登り、振り返ってみて大きな事故も無くてやれやれである。

１月の厳寒の硫黄岳山頂で強風の為ゴーグルにするがレンズが曇って凍ってしまい前が見えずに困ったことや２月根子岳や四阿山へスノーシューで雪深い中を登ったこと、４月残雪期に唐松岳に登り下山途中踏み抜いてしばらく身動きがとれなかったこと。

６月三又から残雪の蝶ヶ岳を登り、翌朝強風の中常念岳へと向うが最後の常念岳への登りがきつくて息絶え絶えになり、山頂に着いた時は思わずヤッターと声が出たことや、この時期残雪が多くて常念岳から三又に下るトレースがほとんど無いとのことで、常念小屋でタクシーを手配してもらい、一ノ沢に下り車の置いているタクシーで三又へと戻ったこともあった。

７月には表銀座を縦走しようと思い合戦尾根を登り、台風並みの強風の中、大天荘まで行き、翌日槍ヶ岳に向かうが途中で槍ヶ岳の威風堂々とした姿に気圧されてしまって引き返したこと。

９月シルバーウイークに子供と奥穂高岳に行く計画をしたが直前に腰痛になってしまい行けなかったことなど、いろんなことがあった一年だった。

年明けて長野に戻っていろいろと山行計画を立てたいと思うが何より安全第一を心掛けたいと思う。