一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2016.1.10 石ブテ東谷 中尾の背

2016年01月10日 | 金剛山
今日は年末年始の山行で知り合った奈良市のAさんと石ブテ東谷を登る。
Aさんは年末もみじ谷を登った時に後ろから随分早いスピードで追い抜いていかれ、後で山頂で再開したので話をすると朝一に葛城山を登りもみじ谷を登り、ダブル登山したとのことでかなりの健脚の持ち主だ。
朝、水越峠行きのバスに乗るために富田林駅ではなく途中のバス停神山まで行ってバスに乗り込む。
水越峠行きのバスは満員で立っている人もかなりいてさながら通勤バスのような感じだった。
いつものように葛城登山口で下車し水越峠方面へと進み石筆橋前に来ていたAさんと落ち合った。
挨拶を交わしてすぐに林道に取り付く。



沢筋と巻き道を通って丸滝谷と中尾の背との分岐に到着、無名滝を左手に見て高巻きし、いよいよ石ブテ東谷に入っていく。





無名滝を越えてからはそれぞれ表情が異なる小滝の連続で、小滝ごとに立ち止まってルートの確認をしながらしばし水の流れを見て楽しんだりする。





















Aさんはこのような沢の濡れた岩場の経験を随分積まれているようで聞けば渓流釣りもされるので山奥深く遡行するとのことで足取りは僕とは違って確かなものだ。
かなり小滝の登りを堪能して高度を上げていくとやがて二股に到着しここを右手に進むとこのルートの核心部といえそうな落差のある直瀑に到着。



Aさんは滝の左手に取り付けてあるトラロープを持って難無く直登し、こちらは先週見落とした右手の高巻く道を選んだ。
しかし、この高巻く道も曲者でトラロープが張ってあるものの急登の足場がズルズルでかなりロープや木立に力を入れて進まないと登り上がることが困難な場所だった。
あまりどちらも通りたくないようなルートだ。










その直瀑からしばらく登っていくとやがて先週右手に取りついて中尾の背に登れる場所に到着。



今日はここを通過してネットの情報などでアリ地獄と呼ばれている最後の急登へと進むことにする。
この辺りからちらほら昨日かに降った雪が出始めてきた。



ここが最後の踏ん張り所と思いストックを出してアリ地獄に突入。
足元が滑りやすいが今日このルートを登っている人がいて踏み跡が残っているのとロープが切れ間無く取り付けてあるのでそれらを頼りに慎重に高度を上げていく。
後ろのAさんから「葛城山がきれいですよ!」との声に後ろを振り返ると目線の少し上に葛城山の頂きが見渡せた。





この長いアリ地獄もやがて木立が揃っている場所まで登りきるとそこから右手に移動。
するとすぐに中尾の背と反対側には丸滝谷へとの分岐に到着した。



そこから六道の辻はすぐで大日岳を経由して金剛山国見城跡の山頂に11時半頃到着した。

一旦捺印所に寄り多くの登山者が登って来ていて休憩場所を探していると運良く国見城跡の見晴らしの良いベンチが空いたので二人でカップ麺とオニギリを食べて休憩。

ちょうど12時のライブカメラが近づいたので記念写真にと写り込んだ。



帰路は水越峠のバスの便が中途半端なのでAさんに無理を言って森屋まで車で送って頂くことにして中尾の背を下ることにする。
中尾の背は登りでは通っているが下りは初めてなのだがAさんと一緒なら安心だった。
しかし、下りは最初からロープ場が続くほどの雪の残る激下りで慎重に足場を見定めて高度を下げた。







下山し始めて1時間ほどで無名滝の分岐に下りつきほっとした。
ここから巻道に入らず出来るだけ沢沿いを歩いて林道へと出た。



そして無事下山し今日一日楽しかった山行を終えてAさんに森屋まで送ってもらう。
森屋で富田林駅行きのバス停に向かうとラッキーなことに5分ほどでバスが来て自転車を置いている神山で下車。



後は河南の道の駅に寄って自宅に帰った。











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