一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

思い出の山行3 奥穂高岳

2015年05月01日 | 思い出の山行
今から約7年前の2008年10月11日から13日の3連休に上高地から徳沢ロッジで一泊し、2日目は涸沢を通って奥穂高岳へと登り、肩の穂高岳山荘に宿泊した。3日目は涸沢の紅葉を堪能して上高地へ下山し、佐久へと帰った山行だった。
初日、佐久を出た時は雨だったが午後から天気が回復するとのことで沢渡到着後バスに乗り換えて上高地へ行く。
この日は時期は涸沢の紅葉ベストシーズンでなお晴天が日曜月曜と見込まれそうなので涸沢2軒の山小屋宿泊を避けて徳沢ロッジに予約をしておいたのでゆっくり上高地の散策をしながら徳沢を目指す。











上高地付近の紅葉も進んでいて散策にはもってこいの天気になってきた。



やがて早めに徳沢ロッジに到着し、なかなか美味しかった夕食を食べて早めに寝る。
翌朝、真っ暗な中ヘッデンを点けて4時半に小屋を出発。
周りのあちこちでヘッデンの灯りがちらちらとしていた。やがて横尾から涸沢へと橋を渡り登りとなっていく。
その頃には夜も明け出し青空の下山岳風景が見て取れ出した。







そうこうするうちに涸沢に到着するがその絵画のような風景にしばし圧倒される。
息をのむ紅葉の素晴らしさもさることながら噂に聞いていたテントの花盛りに驚く。
そらー朝のトイレタイムが大変なのも頷ける。






















顧みると後方に常念岳も聳えていた。







青空に流れる雲の筋が何とも芸術的で登山道の足元と青空と忙しく見ていた。
この地に来たことの喜びを噛みしめた。






やがてザイテングラードの取りつきに到着し、しばし休憩を取る。
ザイテングラートを登りつめて沢山の人が休憩をとっている穂高岳山荘に到着。


早速宿泊の受付を済まして石畳の広場でまったり昼食を摂る。
食事後荷物を小屋に置いてサブザックで奥穂高岳を目指す。

取りつきが急斜面の岩場で慎重を要したが足場がしっかり確保されていたので急斜面を過ぎるとなだらかになり、ジャンダルムを望むことが出来た。



しばらくして結構人のいる山頂に到着した。

山頂からは下方向に昨日出発した上高地や槍ヶ岳が見てとれ、周りの景観を楽しんでゆっくりと時を過ごした。




夕方西の方向は一面雲海になり何とも言えない素晴らしい異空間を体験した。





夕食は3交代とのことだったが午前中に宿泊手続きをしていたので一番に食べることが出来た。
布団は畳一畳に2人で隣が家族連れの女性となり、なかなか寝付けなかった。さぞ鼾がうるさかったのではと思う。
3日目早朝まず涸沢岳に登り山頂に立つ。

山頂は雲もほとんどない晴天で周りの見通しが利いた。





山荘に戻って荷物を引き取り涸沢ロッジを目指す。







涸沢ロッジのベランダでまったり休憩をとり、至福の時を過ごす。
涸沢ロッジから涸沢ヒュッテに移動し、ここでも休憩する。昨夜は畳一畳に4人で寝たとのことだった。上の小屋に上がって正解だった。



後ろ髪を引かれる思いだったが下山することにして支度をする。






登山道は下山する人と登ってくる人とでしばし立ち止まらなければならないことが多かったが横尾からはスムーズに歩けやがて上高地に到着。




バスは1時間待ちで並ぶと案外早く40分ほどで乗り込めて、沢渡で車に乗り換え佐久へと帰った。
今思い返しても本当に素晴らしい3日間だった。






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