一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2018.4.29 キバナイカリソウの郵便道 伏見道

2018年04月30日 | 金剛山
3年ほど前から近所の図書館で安原修次氏撮影・著「金剛山周辺の花」を見ていて4月下旬に掲載されているキバナイカリソウを一度この目で見て見たいとずっと思ってきた。
先週カトラ谷のお花畑で出会ったホソバノアマナを教えて頂いた人から、郵便道を登って来てイカリソウを見て来たと伺っていたので、この日はイカリソウを目的に登ることにして、朝から快晴の下、高天原神社の駐車場を目指す。
無料駐車場に停める50mほど手前で、前回(一昨年12月)来た時には無かった?山野草園と看板のかかる施設に車が3台程駐車していたので、郵便道に取りつく前に様子を見に行く。
入園料300円、植栽とのことでなんかしょぼそうな感じを受けたが中に入って行くと訪れた時期も良かったと思うが、知らない花が今を盛りとしたオンパレードであちらこちらに咲いていてびっくり。
中でも一度は見てみたいと思っていたクマガイソウも見ることが出来たのは思いもよらぬことだった。















一株一株ゆっくり見て回りたかったが、一回りして園を後にして郵便道へ向かう。



イノシシ除けの柵を通過すると郵便道に入って行くが後ろを振り返ると高見山から薊岳への稜線が望めた。



さて、お目当てのキバナイカリソウだが安原修次氏の件では、崖地で下には谷川が流れていて撮るのに苦労したと書かれていたのだが、先週に出会った人に咲いている場所を詳しく聞いとけば良かったと悔やむがどうしようもない。マツバカケ尾との分岐を右手にとり、少し登った所でふと左手の斜面に目をやると写真で見ていたキバナイカリソウを発見。 





思わず角度を変えたりして10枚以上写真を撮っていた。
先週咲いている場所を聞いとけばと思っていたことは杞憂に終わり、標高700mから850m辺りの間には次から次とイカリソウとチゴユリが現れて目を楽しませてくれた。











これだけ咲いていても見飽きることが無くて一向に先に進めず写真ばかり撮ってしまう。
郵便道は一昨年秋に2度登っているが、これからこのイカリソウの咲く季節は外せないなあと思う。
やがてイカリソウの代わりに紫のスミレが登山道に見え始めると山ヌケしている所に出る。



奈良側の遠望が利いて高度が上がって来たことが判る。





最後の階段を一気に登ってダイトレに合流、一の鳥居から坂をつめて色づき始めている葛城山の様子を伺う。



10時20分金剛桜の咲く国見城跡到着し、井戸広場の日陰でしばらく休憩する。





一服してからはこの日もカトラ谷のお花畑に。
先週行けなかったクリンソウを見に行くと、まだまだ1週間以上はかかりそうな様子。



もう一つ気になっていたヤマシャクを見に行く途中、天気が良いのでフデリンドウが良く開いて咲いていた。





そこでばったり、先週ホソバノアマナを教えて頂いた方に遭遇、この日郵便道を登ってキバナイカリソウを満喫したことを伝えてお礼を言う。
出会った所を少し登った所に楚々としたヤマシャクが7輪ほど咲いていた。









こんなに素敵なヤマシャクを見ることが出来たので崩落した谷を越えて向こう側に見に行かなくても充分満足だ。
ニリンソウを見て沢山人のいるお花畑を後にする。



下山は伏見道を下ることにしてちはや園地へ向かう。
ちはや園地でしばらく休憩して伏見道へ。
伏見道は登山道に敷き詰めたように岩ゴロがあって歩きづらく、尾根ながら浸食された谷を歩く感じで眺望も無く、おまけにあれだけ郵便道で楽しめた花もちらほらと見受けられるぐらいでおもしろみが無かった。
まだかまだかと思いながらやっと集落に下山。



菩提寺の横を通って高天原へ一旦白い花の知らない木が咲く谷へ下る。





谷から北側へ登り返ししばらく林の中を登ると視界が拓けてのんびりした雰囲気の高天原の集落に着く。



車に戻り暑いのでローソンでアイスを食べて休憩。
トンネルを通過する時、葛城山のツツジもちらっと頭を掠めたが、水気が無かったのですんなり家に帰った。


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