一人山行

長野県の山を中心に一人で山行した記録や感想や
その後大阪富田林に戻っての近郊の記録

2020.12.12 坊領道 水分道(町石道)

2020年12月13日 | 金剛山
12月に入ると一度は歩いておきたくなる道として金剛山の坊領道と水分道がある。
標高差が1000m、距離14キロ弱あるロングルートとなるが、自分としては気温の低くなる時期しか歩く気にならないルートだ。
振り返ると昨年も12月8日に山行していた。
ただここの所12月としては気温が高めなので登山口まで自転車で行くことにする。
昨年までは千早登山口や水越峠まで気が向けば自転車で行っていたが、もうそこまで漕ぎ続ける気力が無い。
自宅を出てから1時間ほどして奉献塔下に起点となる金剛山の町石道があったので写す。
山頂まで66町、1町が約109mなのでここから約7.2キロとなる。



すぐ横にはスイセンの丘があるので走りの咲いている花を撮る。





久しぶりの自転車、道の駅手前辺りから押し歩き。
二河原辺橋も押し歩いて水分道の下り口に自転車をデポする。



坊領道の取りつきに着いたのが8時半でここからスタート。



夜中に雨が降ったようで暖かすぎて汗が出てくる。
三の木戸で我慢出来ずジャケットを脱ぎ、レジャーシートを敷いて履いていた15年くらい前に買ったCWXタイツも脱いだ。
ようやくスッキリしたところでほどなくして上赤坂城跡に到着。



青空があるものの視界がイマイチだ。



ここからのルートは倒木の多いのは相変わらずだが昨年よりも随分整備されてロープも張られていて判りやすい。
この先の猫路山城跡辺りも城跡をすぐに右手に下って行くルートも明瞭になっている。
1つ目の鉄塔を過ぎ、2つ目の鉄塔に登った所で行動食を摂って一服する。



ここで上赤坂城跡付近で話し声が聞こえていた二人連れが追い越して行く。
出発から2時間経った頃に坊領山への分岐に到着。



今回は見どころの無い頂きをパスして先へと歩を進め3つめの鉄塔も通過。



ここは初めて来た時に足谷林道に下る方向に入ってしまい、すぐに気が付いて登り返したことを思い出す。
しばらくして植林帯に入りセトまでの最後の登りをまだかまだかと思いながら登り、傾斜が緩んで平坦になると先に金網ネットに囲まれた電波塔が見えて来る。
電波塔の裏手ではティッシュが散乱していたが、せめて土や枯葉が被せるなりして欲しいと思う。
青崩道に出るとすぐセトとなり11時40分の通過。



空気が入れ替わったようで冷たい風が吹き抜けて体温を奪って行く。
足にも疲れが出ていてゆっくりした歩行となる。
12時30分過ぎにシャリバテぎみになりながらやっとのことで山頂広場に着く。
何はさておき井戸広場の空いているスペースでダウンを羽織って出し巻き入りのオニギリ弁当とミニカップヌードルを食べて一息ついたのだった。
しかし、薄雲に遮られて陽も差さず風が吹き抜けるので身体もそう温まる所無く片づける。
ちょうど1時になるので山頂広場に行くが2分ほど待つのも寒かった。





この後、鳥の餌場にでも行こうかと思ったが寒いので下山することにして往路を戻る。
セトを越え電波塔を見送って青崩道から水分道へと進む。
分岐に入った所で膝痛に備えて山頂からセットしていたストックに加えて膝サポーターを久しぶりに着ける。
鞍取坂を下って行くのだが昨年は随分ササヤブが背丈ほどもあって踏み跡を探すのに難儀したが有難いことに刈られたばかりなのかはっきり足下を見ることが出来た。





下っている途中、一人マウンテンバイクを担いで登って来る人と擦れ違う。
よくまあここまで自転車で来たものだなあと感心する。
鞍取坂から屏風坂と案内が随所にあるので判りやすい。



下って行くと植林帯の中の歩き易い所も通る。



最後の鉄塔も過ぎて終盤、高度が下がって来ると紅葉が未だ残っていて気持ちが良い。







登山道にはヒイラギか?
もうすぐクリスマス、今年は静かな日になるのだろう。



45町の町石に着いた所で足谷林道に下り着く。



もうここまで来れば残る紅葉や二河原辺の原風景を見ながら下って行く。









一瞬びっくりするものもある。



そして3時40分に二河原辺橋に到着。



ここからの自転車は下り基調なので楽だ。
夕方になるオレンジのフィルターがかかったような陽の光を受けていたのでもう一度スイセンを見る。







写していると寒さが増して来るので後にする。
道の駅で休憩を摂るつもりにしていたが4時になり陽が暮れるとやっかいなので帰ることにして40分ほどで自宅へと帰った。
この日一日よく遊んだなあと満足の行く一日を終えたのだった。
















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